おなかの赤ちゃんの性別はいつ決まるの?
初めての妊娠したという方も、2人目やそれ以上だという方も、とにかく赤ちゃんが健康に元気に生まれてくれればと願うものですよね。そして、その次に気になるのは赤ちゃんの性別なのではないでしょうか。まずは女の子がいい、2人目は男の子がいいなど、希望の性別があるという方もいるかもしれませんね。
そもそも、赤ちゃんの性別はどの段階で決まるのでしょうか。
赤ちゃんの性別は「受精」の時に決まっている
赤ちゃんの性別は受精の瞬間に決まるので、受精後に何かをしたからといって性別に変化は起きません。性別の決定権はXもしくはY染色体を持つ精子にあり、XとXの組み合わせの染色体しか持たない卵子に性別を決定することはできません。
つまり、受精した男性の精子がY染色体なのか、X染色体なのかによって、赤ちゃんの性別が男の子なのか女の子なのかが決まるのです。
- 牧田産婦人科「コラム:赤ちゃんの性別はいつどうやって決まる?」(https://www.makita-sanfujinka.com/support/column/baby/426/,2023年2月28日最終閲覧)
- 平石クリニック「胎児の性別がわかる時期と検査方法|NIPTで調べるには?」(https://www.nipt-clinic.jp/gender/,2020年10月29日最終閲覧)
赤ちゃんの性別が受精の瞬間に決まってしまうというのはびっくりですよね。それと同時にとても神秘的なことなのだなと思いました。どちらの性別になるのかは染色体次第。そう考えると、生まれてくる赤ちゃんがより特別に、かけがえのない存在に感じられますね。
エコー検査で赤ちゃんの性別が判断できる時期
赤ちゃんの性別は受精の瞬間に決まるということを紹介しましたが、ではエコーで性別を確認できるのはどのくらいの時期になってからなのでしょうか。
先輩ママたちの体験談も加えながら紹介していきたいと思います。
・妊娠8~11週頃(妊娠3か月)
先輩ママたちの体験談を探してみましたが、11週までに性別がわかったという声は見つけられませんでした。8〜11週頃だとまだ妊娠初期。赤ちゃんが小さすぎるため、エコーで見ても確実な性別はわからないようです。
探した中で1番早く性別がわかったというママは12週だそう。これでもかなり珍しいケースなのではないかなと思います。
・妊娠12~15週頃(妊娠4か月)
先輩ママたちの中には4か月頃から性別がわかったという体験談がいくつかありました。男の子の場合はシンボルがあるので、判別しやすいのかもしれませんね。ただ、この頃に性別がわからないこともあるため、わかればラッキーぐらいに考えておくといいと思います。
・妊娠16〜18週頃(妊娠5か月)
一般的に赤ちゃんの性別を知ることができるのは、早くても妊娠16週目を過ぎたころからです。先輩ママの体験談のように男の子と言われていたけど、実は違ったということもあるよう。
赤ちゃんの体勢や足の位置、エコーの見え方によってはわからないということも十分にあります。おなかがふっくらとしてきて、周りから聞かれる機会も増えてきて性別が気になる時期ではありますが、気長に待つことも大事ですね。
・妊娠30週頃(妊娠8か月)
赤ちゃんの性器などからはっきりと性別を判断できるようになるのは20週以降です。出産準備を進めるうえで性別を早く知りたくなりますが、この時期まで待てば確実な性別がわかりそうですね。
ただ、先輩ママのように赤ちゃんの体勢によっては、さらに遅い時期にならないと性別がわからないことも。また、産院によっては性別を教えない方針のところもあるようなので、性別を必ず知りたいという方はどういう方針の産院かということもあらかじめ頭に入れておくと安心ですね。
- 牧田産婦人科「コラム:赤ちゃんの性別はいつどうやって決まる?」(https://www.makita-sanfujinka.com/support/column/baby/426/,2023年2月28日最終閲覧)
- 的のウィメンズクリニック横浜「妊婦健診のよくある質問」(https://www.matono-womens.com/ninp/faq,2020年10月29日最終閲覧)
赤ちゃんの性別を事前に知るメリットと、性別を聞かないという選択肢
妊娠中、赤ちゃんの性別はとても気になるものですが、事前に知ることにはメリットがありますが、あえて性別を聞かないという選択をする方々もいます。それぞれ見ていきましょう。
赤ちゃんの性別を先に知るメリット
性別が分かっていれば、赤ちゃんの衣服やベビー用品など早めに準備しやすいなどのメリットもあります。 ※1
赤ちゃん用品店に行くとピンクやブルーなどさまざまな色合いや柄のベビー服・ベビー用品があります。性別が事前にわかっていれば、確かに準備ははかどりますよね。
女の子だからかわいらしい雰囲気のものを買っておきたい、男の子だからかわいらしいのは避けたいなど、性別がわかっていることで選びやすいというのはあると思います。筆者の場合は2人目のことも考えて黄色や性別を問わないようなデザインのベビー服を買いそろえました。
赤ちゃんの性別を聞かないという選択肢も
初産なので男女どちらでも構わなかったのと、産む時の楽しみが増えるかなというのが理由です(*^^*)
名前は両方用意しました!
洋服は舞い上がって買いすぎなくて良いかなと思ってます。ユニセックスなデザインや色もありますし!
通っている病院によると、聞かずに産む人は100人中5人くらいかな〜。楽しみに取っておくのも素敵よね!とのこと。
プレゼントを開ける時のようにワクワクして居たかったので(*´˘`*)
出産準備は中性的なものを揃えましたが生まれてからでもけっこう買い足したのであまり気にならなかったです。
あえて性別を聞かない方々の理由としては、知らないことを楽しみたいというような意図がうかがえました。名前を男女両方考えておいたり、中性的なデザインの服を選んでおいたりと、性別を聞かないからこその出産準備となりますね。
赤ちゃんの性別判断のジンクスは本当?
赤ちゃんの性別判断にはさまざまなジンクスがあるのを知っていますか。本当に当たるのか気になるところですよね。そこで、性別判断に関するジンクスを先輩ママたちの声とともに紹介したいと思います。
性別判断ジンクス1:おなかの出方
おなかが丸く出ていたら女の子、尖って出ていたら男の子だというジンクスは筆者も聞いたことがありますし、実際に人から言われたこともあります。
筆者は娘しかいないので比べようがなかったのですが、異性の兄妹を持つママにはぜひ体験談を聞いてみたいジンクスですね。
性別判断ジンクス2:食べ物の好み
男の子ならしょっぱいもの、女の子なら甘いものが食べたくなるというジンクスは、その通りだったというママと逆だったというママがそれぞれいました。
ジンクスなのであくまで参考程度に…がよいのかもしれませんね。ただ、妊娠中に味覚が変わるというのは多くのママが感じているようです。筆者も妊娠前はしょっぱいものが好きだったのですが、妊娠中は甘いものばかり食べていました。味覚の変化が起きるのは妊娠中の特徴なのかもしれませんね。
性別判断ジンクス3:顔つき
おなかの中の赤ちゃんの性別によってママの顔つきが変わるというもの。ママの顔つきがきつくなると赤ちゃんは男の子なのでは?というジンクスがあるようです。
医学的根拠があるわけではないですし、顔つきの変化は見る人の主観が大きいと思うので、このジンクスは参考程度に考えておくといいかもしれませんね。
性別判断ジンクス4:手首の脈の強さ
手首の脈を測り、右が強いと女の子、左だと男の子だというジンクスがあるようです。自分で測るのは慣れていないとなかなか難しいと思うので、誰かに頼んで測ってもらうといいかもしれませんね。
先輩ママたちの体験談ではジンクス通りだったという意見がいくつかありました。脈を測るだけなので、とにかく赤ちゃんの性別が気になって仕方がないという方はやってみてもいいかもしれません。
性別判断ジンクス5:第1子の太もも
第一子の太ももの線の数で次の子の性別がわかるというジンクスがあるようです。これに関しては先輩ママたちの体験談でも意見が分かれており、真偽のほどはわかりませんね。
2人目以降を妊娠中のママはぜひおむつ交換の時やお風呂のタイミングで上の子の太ももをじっくり見てみてはいかがでしょうか。
性別判断ジンクス6:五円玉に糸を通す
5円玉に糸を通し、回ったら女の子、縦に揺れたら男の子というジンクスがあるそう。5円玉が縦に揺れて、実際に生まれてきた赤ちゃんも男の子だったというママの体験談もありました。
医学的根拠はないですが、簡単にできるのでやってみると楽しいかもしれませんね。
性別判断ジンクス7:重曹占い
小さじ1杯の重曹を紙コップに入れ、おしっこをかけてブクブクと泡立てば男の子、泡立たなければ女の子という重曹占いの体験談がありました。
重曹を使った性別判断は初めて聞いたのですが、泡立つ時と泡立たない時があるのは不思議ですよね。重曹は掃除などにも使える便利なアイテムなので、常備しているという方もいるかもしれません。興味のある方はぜひ重曹占いをやってみてくださいね。
性別判断ジンクス8:性別判断計算
性別判断には中国式、マヤ式、ブラジル式などさまざまな計算式があるようです。計算式によって出産時の年齢なのか、妊娠した時の年齢なのかなど多少の違いはあるようです。
自動で計算してくれるサイトもあるようなので、占いのひとつとして楽しみながら性別判断をしてみたいという方はぜひやってみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんの性別を事前に知る際の注意点
赤ちゃんの性別を事前に知ることができると、名付けや出産準備がスムーズになるメリットがあります。
しかし赤ちゃんの性別判断のための超音波検査は、100%確実なものではありません。超音波検査で女の子だと言われていても、実際に生まれたら男の子だった…ということもあり得るのです。
そしてママパパが希望する性別と違う場合、出産の楽しみが薄れてしまうことも…。そのことを考慮して、出生前の性別判断を行っていない病院もあるそうですよ。
SNSで話題のジェンダーリビールとは
アンパンマンとドキンちゃんのチョコ買って刺して、マーブルチョコで赤系青系に色別に飾り付けしましたよ!
まわりのお友達はおにぎりでやってる子が多かったですが口を揃えてあんまり反応よくなかったって言ってました❣️笑
色で一目でわかる方が男性には反応しやすいのかもしれませんね😊
最近、SNSで話題になっているのが「ジェンダーリビール」です。ジェンダーリビールとは、赤ちゃんの性別を発表するパーティーやイベントのこと。
ケーキ屋さんでは「ジェンダーリビールケーキ」に対応しているところも増えてきました。ケーキをカットしたときの中身の色で男の子か女の子かわかるというものです。カットするときのドキドキ感も味わえるので、サプライズイベントを計画したいというママパパにおすすめですよ。
のんびりゆったりした気持ちを忘れずに
妊娠をしたプレママにとって、赤ちゃんの性別を知る瞬間ほどドキドキすることはないのではないでしょうか?赤ちゃんの性別判断への関心をあらわすかのように、エコーでの判断だけでなく性別判断のジンクスもたくさん生まれています。
ただし赤ちゃんの性別を出産の瞬間まで聞かないという選択肢もあります。もし性別への強い期待がある場合、性別を聞くことで出産への楽しみが少し薄れてしまうことも…。
赤ちゃんはどちらの性別で生まれてきても尊い存在です。赤ちゃんの性別判断に惑わされず、のんびりゆったりとした気持ちで、かわいい赤ちゃんの誕生を待つのも良いかもしれませんね。