スリングのデメリット
スリングのデメリットをあげるとすると、ママがスリングを使いこなすための練習が必要、赤ちゃんによってはスリングに馴染むのに時間がかかる、嫌がることがあるということが挙げられます。赤ちゃんもママも慣れるまでは少し大変かもしれません。
また、きちんと正しい抱き方で赤ちゃんを抱かないと、赤ちゃんに危険な思いをさせてしまうことも。面倒がらずに使い方をきちんと学んでから使うことが大切です。赤ちゃんが転落しないよう、急にそっくり返る動きをする可能性などを考えて注意を払いながら使いましょう。
スリングを使うときの注意点
赤ちゃんの足は、両ひざと股関節が十分曲がったM字型に開き、よく動かしているのが自然な状態です。スリングの使い方によっては股関節脱臼を起こす心配があるため、取扱説明書をよく読んで正しい姿勢で使いましょう。不安なことがあればかかりつけ医に相談しましょう。
- ダッドウェイ「月齢とライフスタイルで計画的に抱っこひもを選ぼう」ダッドウェイ(http://www.dadway-onlineshop.com/column_08/,2018年2月16日最終閲覧)
- フォスター「スリングについて」nico baby(http://www.ackeyshop.jp/html/page8.html,2018年2月16日最終閲覧)
- 青葉「ベビハグスリングの使い方」トコちゃんベルトの青葉(http://tocochan.jp/contents/handbook/sling.php,2018年2月16日最終閲覧)
- 国民生活センター「スリングや抱っこひもなど赤ちゃん用子守帯に注意 」国民生活センター(http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20100326_1.pdf,2018年2月16日最終閲覧)
- 日本小児整形外科学会「先天性股関節脱臼予防パンフレット 」(http://www.jpoa.org/公開資料/,2018年2月16日最終閲覧)
新生児からのスリングの使い方
見た目は単なる布のように見えるので、どうやって使うのか分からないし難しそう、と思いがちですが、そんなことはありません。使い方さえ覚えてしまえば簡単に使用することができます。スリングではさまざまな抱き方ができますが、新生児を抱っこする時に最も使う「横抱き」の方法をお伝えします。
今回はPSLINGで販売しているリング付きスリングの使用方法をご紹介します。お手持ちのスリングとは仕様が違う可能性があるので、最終的にはご自身の持っているスリングの使用方法を必ず確認してください。
横抱き
- スリングを肩にかけ、リングは鎖骨の下に合わせる
- 左ひじの所に赤ちゃんの頭がくるように左手で抱っこし、右手はスリングの内側から出す
- 右手で赤ちゃんのおしりを支えながら、スリングの中へ赤ちゃんを滑り込ませる
- 赤ちゃんのおしりがしっかりスリングの中にはまったら、ママの右手はスリングから出す
- 左手で赤ちゃんを支えながら、右手で赤ちゃんの腕や頭をすっぽりとスリングで覆う
- 鏡の前で赤ちゃんが水平に入っていることを確認。頭の布がたるんでいる場合はきちんと張る
ステップが多くて難しそうと思いがちですが、しっかりとひとつずつ進めていけば簡単に装着することができます。
- クレアーク「ヨコ抱っこの方法」PSLING(https://www.psling.net/ja/support/manuals/manual/yokodakko.html)
- スリング専門店pu-pi「スリングの使い方」スリング専門店pu-pi(http://pu-pi.com/beginners3/)
使い方いろいろ!ママにも新生児にも優しいスリング
使い方さえマスターしてしまえばママにはもちろん、赤ちゃんにも、首の据わっていない新生児にも使えるスリングには多くのメリットがあります。
新生児から使えるスリングはとても便利です。しかし正しい使い方をすることが何よりも大切で、赤ちゃんを危険から守ります。ママも赤ちゃんも安心して使うためにも、説明書は必ず確認し、安全に使うようにしましょう。

