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どうしたらいいの?新生児の吐き戻し原因

生まれたばかりの可愛い赤ちゃんのお世話をしていると、時にはビックリすることや不安になることもたくさんありますよね。中でも、「吐き戻し」について、困惑しているママも多いのではないでしょうか。そこで今回は、どうして赤ちゃんはミルクを吐き戻してしまうのか、どうしたら吐き戻しは軽減されるのか、詳しくご紹介したいと思います。

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どうして吐き戻してしまうの?その原因とは

吐き戻しは新生児のうちに多く見られます。どの赤ちゃんも必ず通る道と言えど、ママにとってはとても心配ですよね。では、なぜ赤ちゃんは母乳やミルクを吐いてしまうのでしょうか。その大きな原因を挙げてみましょう。

原因その①:赤ちゃんの胃

おなか 赤ちゃん PIXTA

まずその原因に、赤ちゃんの胃の構造が挙げられます。大人の胃のように入り口がしっかり閉まっておらず、筋肉も未発達のため、ちょっとした刺激で母乳やミルクが逆流してしまいます。

つまり、赤ちゃんの胃は、その構造からもともと吐き戻しをしやすい形をしているのです。

原因その②:不十分なゲップ

次に、授乳後の不十分なゲップも原因の一つです。新生児は母乳やミルクを飲むことに慣れておらず、たくさんの空気も一緒に飲みこんでいます。

そのため、授乳後はゲップでガス抜きをすることが必要ですが、その拍子にゲップと一緒に吐き戻したり、ゲップが不十分で後から吐き出してしまったりするのです。

原因その③:飲みすぎ

母乳やミルクの飲み過ぎも吐き戻しの原因となります。赤ちゃんは満腹中枢も未発達なので、満腹という感覚がまだ分かりません。そのため、飲めるだけ飲んでしまうのです。

また、母乳の出が良かったり勢いが良すぎたりした場合も同じく飲み過ぎに繋がります。飲み過ぎると胃に収まらなかった母乳やミルクを吐き戻してしまうのです。

どうしたらいい?吐き戻し軽減の対処法

哺乳瓶 PIXTA

原因を知ったところで、ではどのようにすれば吐き戻しは軽減されるのでしょうか。その方法を5つ、ご紹介します。

対処法その①:授乳後は頭の位置を高く

抱っこ PIXTA

原因でも述べましたが、新生児の胃と食道の接合部分は未発達で、直線的になっています。そのため、授乳後は平面に寝かせるのではなく、吐き戻し防止枕や授乳クッション、タオルなどを使って頭の位置を高くすることが効果的です。

背中から緩やかに、少しだけ頭の位置を高くしてあげることによって、頭に傾斜がつき吐き戻しを和らげることができるのです。

対処法その②:授乳中にもゲップを

特に、授乳中に空気を多く飲み込みやすいタイプの赤ちゃんには、授乳中にも時々ゲップを出させながら、休み休み飲ませると効果的です。

授乳後に寝入ってしまってげっぷを出せない場合にも、授乳中にこまめに出してあげるとよいかもしれませんね。

対処法その③:1回の授乳量を調整する

ミルク PIXTA

ミルクや母乳を飲み過ぎると、やはり吐きやすくなってしまいます。そこで、一回の授乳量を少な目にしてその分回数を多くするなど授乳時間を区切るといった工夫も大切です。

じっくり時間をかけた少ない量の授乳で、赤ちゃんの満腹を誘いましょう。

対処法その④:授乳は縦抱きで

赤ちゃんを横抱きにして飲ませるのではなく縦抱きで授乳すると、吐き戻しを軽減できます。新生児の胃は、真っ直ぐでとっくり型をしているので、母乳やミルクは重力ですんなり胃の中に収まるような姿勢で飲ませることが大切です。

また、授乳後もしばらく縦抱きにして、ゲップの様子を見てあげましょう。首すわり前でもたて抱きは可能ですが、後頭部を手で支えてぐらつないようにしてください。

対処法その⑤:寝かせる時は右側を下に

寝る PIXTA

授乳後に寝かせる向きも大切です。平面に真っ直ぐ寝かせると、ゲップと一緒に吐き戻した場合、窒息に繋がってしまいます。そこで、授乳後は右側が下になるように、横向きで寝かせてあげるのです。

これには、胃の構造が深く関係しています。胃が腸へとつながる出口が右側にあるため、右下で寝かせることによってスムーズに消化することができ、吐き戻しを軽減できるのです。

心配しないで!新生児の吐き戻し

哺乳瓶 PIXTA

このように、新生児が吐くのは生理的現象であり、どの子も通る道ですので過剰に心配することはありません。吐き戻しを一日に数回していても、体重が増えていれば問題ありません。

とは言え、見ているママはやはり辛いですよね。しかし、吐き戻しが多いのは、まだ首の据わっていない生後3ヶ月頃までです。その後は徐々に、赤ちゃんもママも慣れてくることでしょう。

育児に不安はつきものですが、あまり悩まず悲観的にならず、今回お伝えした対処法などをリラックスして試してみてくださいね。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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