©nishiyama_tomoko07
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夫との思い出に涙が止まらなかった
変わり果てた姿の夫を前にして、これまでの夫と過ごした日々を思い返した主人公。話した内容や夫の表情、かけがえのない思い出の数々に思わずたくさんの涙が流れました。
隣にいることが当たり前だと思っていた存在が、ある日突然いなくなってしまう…。悲しいという言葉では足りないぐらい、表現できないほどのたくさんの感情があふれてきたように見えますね。さまざまなことを考え、主人公はある決断を下したようです。
大きな決断をした…
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延命をしないことを選択した主人公は、機械を止めてほしいとお願いしました。これ以上夫を頑張らせないでほしい、苦しい思いをさせないでほしいという思いからでした。
とても苦しく、重い決断ですよね…。自分が主人公の立場だったらどうしただろうか…と思わず考えずにはいられませんでした。
本音は「生きていてほしかった」
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本音はどんな形であれ夫に生きていてほしかった。しかし、自分のため、娘のため、そして夫のためにも苦しい決断を選んだ主人公。悲しい現実を前にして、守らなければいけないものを考えたうえでの決断だったようですね。
子どもたちが笑顔でいられるように、そして子どもたちの中でいつも笑顔のパパでいてもらえるようにという主人公の思いがありました。
突然の別れでまだ混乱していたと思いますが、そんな中でも子どもたちのことを一番に考え決断したところには主人公の強さを感じます。
家族と過ごす時間の尊さについて改めて考えさせられる作品です。