©kato_usausako
©kato_usausako
©kato_usausako
犯罪被害者は、事件後も恐怖心を持ち続ける
一人暮らしをしていた加藤かとさんはある日、自宅に不審者が侵入するという被害に遭います。被害後けがはなく、警察の事情聴取も終わり実家に電話するかとさん。お母さんの声を聞いた瞬間それまでの不安と緊張が一気にあふれ出してしまいました。
その後、両親が来てくれることになったのですが、玄関先で両親の立てた音にさえ恐怖を感じたといいます。
被害後、もう加害者が近くにいない状態になったとしても、恐怖心が消えることはありません。
原因はカーテン?被害を防ぐには小物に気を遣うべきなのか
©kato_usausako
©kato_usausako
©kato_usausako
扉を開けると、そこには血相を変えた両親の姿が。ほっとしたのもつかの間、実家の父は加藤かとさんのお風呂場のカーテンを指さします。赤いかわいらしいカーテンを使っているから狙われたのでは?とのことですが、かとさんは納得がいかない様子。
確かにかわいらしい小物で「女性が住んでいるのかも」と推測できるのかもしれませんが、そもそも女性の住む家に侵入する加害者が圧倒的に悪いことに違いはありません。加藤さんは父親の主張に対し、納得できない思いをいだいていたようです。
それでも、被害にあわないように防ぐという意味では、小物で女性の一人暮らしを推測させるようなものを置かないのも、一つの防犯なのかもしれません。
幸せな今の生活。しかし月日が経っても忘れられないのは…
©kato_usausako
©kato_usausako
©kato_usausako
©kato_usausako
©kato_usausako
犯人らしい人物はすぐそばにいたのですが、証拠もなく逮捕されることはなかったといいます。結局、加藤かとさんは住んでいた家を離れ、引っ越しをすることに。この事件以来、かとさんは女性の一人暮らしであることがわかるような小物を避けているといいます。かわいらしいカーテンは捨て、もちろん家の鍵もしっかりかけるように。
今は幸せそうなかとさんですが、傷は心に深く残っています。防犯の大切さはもちろんのこと被害にあった後も続く苦しみについて考えさせられるお話です。