©みみ
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当時は「赤いランドセルは女の子の色」という意識が強かったため、赤いランドセルを使うことは、自分の性に違和感を持つなーちゃんの心を苦しめることでした。
その後、なーちゃんはなんとか赤い色を隠したくてランドセルに服を巻くようになりました。それを見た母は理由を聞きますが、これまでの経験からなーちゃんは「自分の気持ちなど理解してもらえない」と心を閉ざしてしまいます。
なーちゃんが自分が認識する性であることを、その後の学校生活で理解されることはあるのでしょうか。
「その人らしさ」を理解し合える社会に
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恋愛は男女でのみ成立すると考えられていた時代に比べて、昨今ではセクシュアルマイノリティーや性別だけではない「その人らしさ」について理解のある社会へと変わりつつあります。
しかし、本当の意味で多様性を受け入れるためには教育の場でも正しい知識や情報を提供し、大人の社会自体が「他者思いやりとリスペクト」についてしっかり学ぶ必要があるでしょう。
教育現場、という場所に限れば、制服のスカートかズボンかも性別で決めるのではなく個人で選択できたり、多目的トイレを設置したりと性別に違和を感じる生徒への配慮も大切です。
そして…相手が誰であろうと、恋する気持ちってすてきですよね。全ての子どもたちが自分自身の存在を尊べる社会を目指しましょう。