©nishikei_hetamanga
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少しずつ異常な執着心を見せる彼氏
同じバイト先で出会ったキキさんとバッキー。ある日、バッキーから告白をされ、二人は付き合うことになります。
好きな異性歌手のファンクラブに入ることを浮気だと怒り、グッズやポスターを持つこと許してくれない独占欲が強いバッキー。
ある日、PCからSNSにログインされて勝手に異性の友達が削除されていることにキキさんは気が付きます…。
なぜパスワードが開けた?彼氏の恐ろしい推理力
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PCのパスワードを教えていないはずの人が自分のPCを勝手に使っていたらどう思うでしょうか。キキさんだって驚いたでしょう。
まだキキさんは執着心や独占欲が強めな彼氏、くらいの認識をしているようです。確かに、バッキーはよくキキさんの性格や言動を理解しているようにみえます。
しかし、それは冷静に見ればすでに度が過ぎた執着心でないでしょうか。もしかしたら、それがキキさんたちにとって通常運転であった場合は、モラハラを受けていると気づけていないのかもしれません。
本来であれば、こうした行為はプライバシーの侵害と言うこともできるはずです。モラハラは、少しずつ自分の価値観さえ歪みそう。キキさんはいつ、この状況が異常だと気づけるのでしょうか。心配ですね。
次第に機嫌を損ねないようにしていく主人公
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恋愛や夫婦関係に上下はありません。それに、SNSの投稿や、関わる友人などは本人の自由であっていいはずです。
しかし、キキさんはバッキーの機嫌を損ねないように気を付けて生活しているように見えますよね。窮屈な思いをしていないのでしょうか。
もしかしたら、キキさんは「執着心」と「自分を理解してくれている」を錯覚してしまっているのかもしれません。誰かに理解されることはうれしいですし、安心感がありますよね。しかし、関係はあくまで対等であるべきです。
少しずつ身動きが取れなくなっていく様子がとても丁寧に描かれていてマインドコントロールの恐ろしさがよく分かる物語です。