©はんなみ
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はんなみさんは、美容専門学校を卒業してすぐに美容室で働きはじめます。職場は、専門学生のころに、研修でお世話になったなじみのある美容室です。
この美容室には、はんなみさんと同期の新人スタッフがもう1人配属されました。はんなみさんは同期と一緒に、新人美容師として頑張っていこうと決意を固めます。
「合わないな」をどこまで我慢すればいい?
©はんなみ
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社会人1年目や初めてのバイトの場合、「働くことの常識が何か」わからないので、とてもしんどいことが起こっている職場でも「我慢できない自分が悪いのではないか」と自分を責めがちになるのではないでしょうか。
確かに、我慢をすることで鍛えられる何かも全くないわけではないかもしれません。しかし身も心も傷つけながら耐え忍ぶことは美談ではありません。一番大事にしたいのは、ひとつしかない心と体です。
はんなみさんは厳しく当たってくる上司の言葉から次第に心を病んでしまいます。しかし周囲にもなかなかそのつらさを理解してもらえず、うつ病に。目いっぱいの糸を張りつめてがんばっている人へどんな言葉をかければいいのか…周囲にとってもむずかしい場面ではありますが、社会全体がもっと余裕を持てるようになるといいなと願わずにはいられません。
『入社1か月でうつ病になった話』は人間同士の思いやりについていろいろな角度から考えさせられる作品です。