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夫から責められ続けうつ状態に
主人公はアルコール依存症の父がいる機能不全の家庭で育ちました。
高校生のときにバイト先で出会った夫と結婚し、平穏な生活を手に入れたものの、しばらくすると、夫は自分本位な感情で怒りだすことが増え、主人公は毎日のように怒鳴られる日々。
夫から怒る原因があるのはお前にあると責められ耐え続け、ついにはうつ状態になってしまうのでした。
子どもたちの前で暴力をふるわれるようになり…
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モラハラから8年、とうとう夫から暴力を受けるようになってしまい、主人公は経済的に自立し職に就くことを決意。収入を得るようになり、自分から離れていくと不安になった夫は今までのおこないを謝罪。主人公も「また夫を愛せるようになるかも」と期待します。
しかし、その後も子どもたちの前で殴ったり経済的DVをしたり、主人公に対するモラハラはやまず、夫への気持ちはゼロになっていきました。必要経費以外を酒代に使い、酒を飲み怒鳴る夫を見て、「本当の夫は優しい」という幻想は消えていったのです。
子どものためにも夫から離れることを決意
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主人公は改めてモラハラについて調べ、夫の本性に気づき恐怖を感じ、夫から離れることを考え始めました。
義母にも相談し、協力してもらいながら別居の準備を進めていると、長女の様子がおかしいことに気が付きます。子どももかなりのストレスをかかえているのを見て、主人公はすぐにでも夫から離れることを決意するのでした。
言葉のモラハラだけでなく、暴力や経済的にも追い詰めるようになった夫。夫なりに主人公を愛しているのかもしれませんが、支配するだけの関係性ではお互いに幸せになれるはずもありませんよね。なかなか決意できるものではありませんが、子どもたちのためにも、夫から離れることが解決への近道なのかもしれません。
自身の体験を発信することについて、原案者であるはぴはろさんは以下のように語っています。
「私の体験談を読んでいただき、ありがとうございます。すてきな漫画にしてくださり、大変感謝しております。自分で読みながら、時折思い出して涙が出てしまいました。
私がこの体験をつづったのは、同じような苦しみの渦中にある女性たちの『なにか行動してみよう』と思えるきっかけになれたらと思ったからです。
それまで夫との生活の現状維持に必死だった分、何もかも捨て、大切なものを守るのは大変だし、しんどかったです。
でも、行動してよかった。私はカゴから飛び立てました。
まだまだ自分のなかの葛藤がないわけではありませんが、今は仕事も家庭も恋愛も、極めて順調です。数年前の私がどう思うでしょうか。自分でもびっくりです。
こんな人もいるのだから、得たい未来を諦めてほしくないと思います。読んでくださった皆さまが、この漫画から受け取れるものがありますよう願います」
配偶者からのモラハラやDVについては、公的機関への相談もできます。下記リンク先を参考ください。
内閣府 男女共同参画局 被害者を支援する相談機関の説明と連絡先一覧
原案:はぴはろ
イラスト:西谷まみ