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職場で女性が受けやすいモラハラとは?上司や同僚などモラハラする人の特徴と対処法

仕事をしていく上で最も大切なのが人間関係。しかし、合わない上司や同僚からの一方的で高圧的な態度や言葉の暴力で傷ついていませんか?またはどんな内容がモラハラに当たるのか気付いていないということも…どんなことがモラハラに該当するのか色々な例をご紹介します。あなたの上司は大丈夫ですか?参考にしてみてくださいね!

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職場でのモラハラ

モラハラとは、モラルハラスメントの略称です。直接的に暴力は振るわないのですが、主に言葉や態度で相手に精神的な苦痛を与えることを指します。

退職を促したり、必要以上に叱責してきたり、はたまた無視してきたり。実際にモラハラはどんなことが当てはまるのか調べてみました。

モラハラが刑事事件に繋がるケースもあります。あなたが職場で精神的に辛いと感じている場合、上司や同僚からのモラハラが原因かも知れません。

いち早く気づいて、対策を練りましょう。

職場では女性がターゲットになりやすい

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今や男女が等しく活躍する日本のビジネス界ですが、男性は仕事に対する評価欲が女性より強い傾向にあります。

全ての男性に当てはまるわけではありませんが、自分より能力の高い女性を目の前にすると屈辱を感じる男性は多く、何としても引きづり降ろしてやりたい、自分の方が上だと認めさせたいという心理が働きやすいのです。

男性陣の権力争いから一歩引いて、自分自身と戦っているキャリアウーマンの涼しげな姿が、余計にやっかみの対象になるということもあります。

もちろん、対男性だけではなく、女性から女性へのモラハラもあります。

職場ではどんなことがモラハラなの?

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では、具体的にはどんな行動がモラハラに当たるのでしょうか?よくあるケースを挙げますので、自分の置かれた状況と照らし合わせてみてください。

1.否定ばかりされる

意見を全く聞いてもらえず、頭ごなしに否定されます。反論すると、大きな声で威圧してきたり自分の主張を押し付けてきたりも…。

「新人だから自分が悪いのかも」と思ってしまう場合も多く発覚しにくいケースです。注意深く、何を、どんな風に否定するか、客観して見てみましょう。

また、仲の良い同僚などがいれば、理不尽な否定かどうか確認してみるのもいいでしょう。

2.明らかな無視

無視をされるということは、もしかしたら一番辛い事かもしれません。職場は学校ではない、お給料を貰う為に甘えたことは言ってられない!という厳しい意見もありますが、このような扱いを受けたら誰だって気にするし傷つきますね。

明らかに聞こえている声や、見えている存在を、いないかのように振舞うことは列記としたモラハラです!

3.悪口を言ってくる

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弱点・欠点を話の種にあげつらったり、自分を優位な立場に置く為だけに人を悪く言う人がいます。本人のいないところどころか、目の前にいても言う場合もあり…こういうモラハラも悲しい事ですね。

例え悪口を本人に聞かれても、意に介さないケースがほとんどです。

4.退職を促す

筆者のライターの友人も産休を取得する際退職を促されたという話を聞きました。これはマタハラにも近いですね。

肉体労働や、職務内容から身体を気遣って出る発言もありますが、中には「前例がないから…」という理由で退職を促す場合もあるようです。なかなか理解してもらうのが難しい環境もあります。

また、真っ向から「役に立たないから退職しろ!」という上司もいます。信じられませんが、いるのです。

5.仕事を異常なほど増やされる

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まだ仕事が終わっていないのに、わざと次々と自分にだけ仕事を割り振ってきたり、明らかに他の人よりも厳しく接しられることもあります。

そして物理的にこなせない仕事量にも関わらず、その作業の遅れを指摘してくる等、どんどん精神的に追い込んできます。

6.仕事を制限される

これは5とは逆に、やる気もあり、能力もあるのに、極端に仕事量を減らされたり、雑務ばかりやらされるケースです。

または、何かを提案したり、10求められて11で返したら怒鳴られるような場合もあります。仕事に対する意欲を失わせ、労働の喜びを奪うモラハラです。

職場でモラハラをする人の特徴と対処法

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ちょっとした僻みから、人格の歪みまで、モラハラをする人の特徴は様々です。その人がモラハラをする理由によって、対処法も変わってきます。

全てが下記のケースに当てはまるわけではありませんが、相手をよく見極めて、適切な対処をするこで自分の身と労働の権利を守りましょう。

ただ単に口が悪い人

性格、よく言えば個性で横暴な印象を与える人がいます。方言のせいで怒っているように感じさせるケースもあります。

相手に対してストレスを感じることもあれば、「この人って単純だな」とか、「かわいい面もあるな」などと肯定的な印象も持てる場合は、悪意がなく口が悪いだけの場合があります。

一度とことん話し合ったり、飲みにいったりすることで打ち解けることがあります。判断の一つの基準として、自分が怒鳴られたときに、信頼できる他者にどう感じたかを聞いてみるのもいいでしょう。

コンプレックスの塊の人

学歴コンプレックスや、容姿にコンプレックスがあり、ただただ相手に対する僻みから相手を傷つけようとするタイプです。

このような人はどこか自信がなさげだったり、学歴や容姿について聞いてもいないのに話し出したりします。

コンプレックスからモラハラに走る相手に対しては、敢えて自分が完璧ではないアピールをしてみたり、相手の良いところを褒めまくる、業務に支障の出ない小さな失敗をしてみせることで、相手が安心するケースもあります。

人格に問題を抱えている人

いわゆる、全く罪悪感をもたない反社会性人格障害や、自分のことしか考えられない自己愛性人格障害などが起因している場合は逃げるしかありません。このような原因でモラハラをする人には、どう頑張っても相手の痛みが理解できません。

特徴としては、周りからは優秀な人だと思われているが、人間らしい表情や優しさを感じたことがないなどです。

ただし、こういった人の中には、巧みに人間らしさを武器として利用する人もいます。第一印象が非常に良いのに、どんどん相手が分からなくなるような場合も注意が必要です。

こういう人と出会ってしまった場合は精神を滅ぼすまで攻撃されますので、退職するか部署を変えてもらうのが一番です。あなたが負けたわけではありません。このような人に職場でターゲットにされたら場合、あなたの努力は一生報われません。

あなたがきちんと活躍する為に、この人との悪い縁を切るだけです。

一人で悩まずに解決させる為に動く

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今回取り上げた例以外にも様々なモラハラや、モラハラをする人は存在します。人間関係のいざこざはどこへ行ってもありますが、仕事に差し障りが出るようなら明らかにルール違反です。

モラハラやパワハラに合う人は得てして真面目で誠実な人が多いです。相手を責める前に、自分が悪いのではないかと思ってしまうのです。それが相手を更につけ込ませてしまいます。良心を逆手に取られてしまうのです。

おかしいなと思ったら、人に相談する、専門機関に相談するなど、新しい一歩を踏み出してみて下さい。出口がないと思っていても、踏み出せば必ず解決の糸口が見つかるはずです。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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