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やたらとボディータッチ、ついには同級生の男子にまで…|10歳で性被害に遭った話

著者のちくまサラさんは、10歳のころ、放送委員をやっていました。なんとなくかっこいいからという理由で入ったのですが、同じ放送委員会のYからセクハラ被害を受けることに…。上級生のセクハラ発言に対しては他の女子と一緒に無視し続けていましたが、Yはついに男子にも手を出すようになります。『10歳で性被害に遭った話』第4話をごらんください。※このお話では、子どもの性被害に関する表現が含まれます。苦手な方はご注意ください

©ちくまサラ

©ちくまサラ

優しく、ときにはちくまサラさんや上級生の女子をかばってくれていた委員長も、Yの被害者となっていました。狭い空間の中でYへの恐怖もあり、見ないようにするしかなかったという状況もつらいですよね。

相談できるような内容ではなかったことから、外へ助けを求めることも難しかったのでしょう。Y以外の委員メンバーみんながつらい思いをしているものの、先生に言い出しにくい内容だったのかもしれませんね…。

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【全話読める】
10歳で性被害に遭った話

安心して相談できる環境づくりを

©ちくまサラ

©ちくまサラ

10歳のころ、同じ委員会の上級生から性被害に遭ったという、ちくまサラさん。担任や親に相談することができず「誰にも言えなかった」とブログにつづっています。そして、上級生に襲われた日以来、このできごとがトラウマ(心的外傷)となり、心から笑うことができなくなってしまったそうです。

子どもの性教育を積極的にする親もいれば、家庭の考え方によってそうではない親もいます。しかし、知識がないために自分の身を守れなかったり、相手を傷つけたりする怖さが、この漫画では描かれています。一方、知識があっても子どもが正しい行動を取れるとは限らず、独学で知った情報から誤った認識を持ってしまう可能性も。そんなとき、気軽に性のことを聞けたり、相談できたりする相手がいることで、傷ついたり傷つけたりすることを防げるかもしれません。

ちくまサラさんは現在、当時の悲しかった経験を胸に「安心して相談できる環境づくり」「正しい性知識の普及」について漫画を通して警鐘を鳴らしています。性被害で悩む人、心を痛める人が1人でも減るよう、私たちのできることについて考えさせられるお話です。

万が一、性被害に遭い「どうしていいかわからない」「誰かに相談したい」というときは、男女共同参画局が設置する性犯罪・性暴力に関する相談窓口を利用できます。一人で悩まず、専門機関を頼ってくださいね。

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター

ちくまサラさんのブログ「千曲がり奮闘記」

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