©海原こうめ
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素直に妊娠を喜べない気持ちに気づかれたくなくて、家から出られないとウソをついたあみさん。しかし、りなさんに懇願され、仕方なくりなさんが薬局に行くまで電話をつないだままにすることに…。例え悪気がなくても、りなさんの言動は不妊治療中のあみさんに対し、配慮に欠けているように感じられます。
心身ともに負担の大きい不妊治療…。自分の心をコントロールするのが難しく、人の妊娠を喜ぶことができないのも本音でしょう。無理をする必要もありませんし、つらいと感じたら相手と距離を置くのも一つの方法です。
当事者にしか解らない気持ちがある
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このお話は、引っ越してきた土地で出会った友人との、妊活にまつわるトラブルを漫画にしたものです。1年半、不妊治療を続けていたあみさん。そんなあみさんを励ましてくれていたのが、家族ぐるみで仲良くなった、りなさんでした。そんな時にりなさんの妊娠が発覚。複雑な気持ちを抱きながらも、あみさんは祝福するのでした。
よかれと思ってしたことが、相手にとっては無神経、あるいは薄情に感じられたりすることもあります。特に妊活・不妊治療はデリケートな問題。当事者にしかわからない気持ちがあり、一方的に決めつけることは、誤解を招き関係を悪化させることになりかねません。
お互いに本音で話し合える関係が理想ではありますが、価値観や状況も違う中で理解し合えるかどうかはまた別問題です。もし、大きく価値観が違ったり、一緒にいて苦しくなったりする関係であれば、距離を置くことも自分の心を守るひとつの方法ではないでしょうか。
海原こうめさんのブログ『妊活は忍活!?アラフォー不妊治療体験記その後』