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義母の口座からは、月末の生活費以外に、数万単位での引き落としが何度もあったよう。そして、義母はそのお金を受け取っていないようです。義母の携帯の履歴を確認しても、月末以外で義姉と連絡を取り合った形跡はありません。
義母の口座からお金を引き出し、義母に渡していなかった人物は、家族の中にいるようです。
財産管理は家族間で取り決めを
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このお話は、義母の預金から8桁の使途不明金が発覚したエピソードを描くエッセー。ほぺ美さんの夫には姉がいて、ほぺ美さん夫妻は義母の買い物の手伝い、義姉が預金カードを預かり、お金の管理を任されていました。
ある日、義母が預金残高が不自然に減っていることに気づきます。どうやら4年間で1000万円近くのお金が引き出されていたようです。預金カードからお金をおろせる人物は限られていて、家族はすぐにお金を下ろした人物を特定することに…。身内とはいえ、勝手に引き出してはいけません。まして、老後のために貯蓄していたお金がなくなり、義母は悲しい思いをしたことでしょう。
お金の使い込み自体はなくなっても、将来的な義母の金銭的援助や介護など、ほぺ美さん夫婦は正体大きな負担を抱えることになってしまいました。
兄弟や家族間でのお金の問題は、思わぬトラブルに発展することも。加齢などにより家計や財産を他者に任せる際には、「財産管理委任契約」や「家族信託」などを公正証書にまとめておくことができます。『8桁の使途不明金』は家族間でのお金の管理について考えさせられるお話です。
- 堀江行政書士事務所「知っておきたい財産管理委任契約の基礎知識」(http://www.office-kanju.jp/15701704289281,2023年4月12日最終閲覧)
- 国民生活センター「高齢者の生活と資産を守る「家族信託」を考える」(https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201905_02.pdf,2023年4月12日最終閲覧)
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