©masumayu3
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隣人が突然訪問。わが子が車に傷をつけた?
このお話は、ますまゆさんの友人の体験を元に描かれたエピソード。主人公には小学生の2人の子どもがいました。
ある日、隣人の隣野さんが訪ねてきます。長女のミクちゃんが隣野さんの車に傷をつけたということ。幸い、車を確認したところ傷はなく、車に触れてしまったことの謝罪ですみました。しかし翌日にまた訪ねてきた隣野さん。なんと、弟のケントくんが傷をつけたと言うのです。主人公たちはどうなるのでしょうか。
息子がイタズラをした根拠はないのに、高額な示談金を要求される
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傷はたしかにあったようですが、ケントくんはやっていないといいます。それに防犯カメラの映像を見ても、立ち止まっただけのようにも見えます。しかし、車が死角を作ってしまい、傷をつけているかまでは判断ができません。
それなのに、高額な示談金の請求をする隣野さん。主人公夫妻は、示談金に応じるべきか裁判にすべきか悩みます。
主人公側も専門家に相談すれば戦うこともできますが、主人公は示談に応じると決めました。費用面の問題や、問題が長引くことで子どもたちが長くつらい思いをすることを防ぐためでした。
子どもを守れれば十分だった
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決して安い示談金ではなかった今回の近隣トラブル。主人公夫妻も苦渋の決断だったはずです。
この事件のことは後に町内会で知られることになるのですが、その場で隣野さんが過去に別の住民にも、車をめぐる示談金を要求していたことがわかりました。もしかするとこの事件も、隣野さんがわざとふっかけたものなのかもしれません。そんな住民が近くに居たらと思うと怖いですよね。自分のしたことが原因でお金がかかってしまったと考えているミクちゃんとケントくん。小さな心に傷がつかないと良いのですが…。
突然に起きるご近所トラブル。冷静な判断、家族での乗り越え方が参考になる作品でした。