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「車に傷をつけられた」隣人の主張に困惑
この作品はますまゆさんの友人の体験を基に描いた作品です。主人公には小学生の子どもがいます。
ある日、主人公の家に隣人の隣野さんがやってきます。長女のミクちゃんが、隣野さんの車に傷をつけたと言います。その時は傷はなく、謝罪で済みました。しかし翌日、今度は弟のケントくんが車に傷をつけたと言ってくる隣野さん。
現場を確認すると、確かに車に傷はついていました。しかし息子はやっていないと言っています。いったいどうなるのでしょうか。
「僕は卑しい?」不安がる息子
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ケントくんは最初こそ「やっていない」と言っていました。しかし、だんだんとその自信をなくしてしまったようです…。自分かもしれない、自分だったらどうしようという不安がずっとあったのでしょう。
それに、隣野さんがケントくんに放った「いやしい」という言葉。そんな言葉の暴力は決して許せませんよね。ケントくんはどれほど傷ついたでしょうか。
主人公がケントくんに寄り添う姿が印象的です。事実を間違いなく確認することは大切ですが、息子が「やっていない」という主張をできない状態になったのはつらいこと。起きている事実に向き合いつつ、子どもの心にはしっかり寄り添うことが大切だとわかります。
どんな時でも、味方でいることを伝える大切さ
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子どもはとても敏感。ケントくんは自分が疑われいるということを理解し、またそのせいで両親が困っていることも分かっているのでしょう。とても不安で堪らない日々だったと思います。
子どもに対して「信じている」と言葉にして伝えることが大切なのですね。母親の言葉でケントくんはとても安心したでしょう。
近隣やお友達とトラブルがあったときは、親もついつい焦ってしまうもの。「やった」「やっていない」どちらにしても子どもが真実を言えるように寄り添う姿勢を忘れずにいたいですね。