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とにかく売れるものを探すしかなかった
「5つ買い取るまでは帰れない」と言われ、焦ったミワカモさんは売れそうなものをとにかく探します。帰ってもらうためには売れるものを出すしかない。早く帰ってほしい一心でデジカメや指輪など売るつもりのなかったものを出すしかありませんでした。
そこまでしなくても…と思いますが、男性2人に「帰らない」と言われ居座られたら抵抗するのは怖いですよね。業者のルールにこちらが合わせる必要は一切ないのですが、従わないとと思わせる雰囲気や圧があったのだと思います。
ようやく売れるものが5つ集まった
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部屋中を探してどうにか5つ売れるものをかき集めることができたミワカモさん。これで帰ってもらえると安堵しますが、業者は「あと少しで5万円いきますが他にないですか?」とさらに要求してきます。
5万円という金額に「そんなにいったの?」と内心驚いたミワカモさん。しかし、それはそもそも売るつもりのなかったものだったはず。祖母からもらった思い出の指輪まで出してしまい、焦るあまり冷静に考えることが難しくなっているようにも見えますね。
追い込まれると信じられないような行動や思考をしてしまうものです。この時のミワカモさんはきっとそのような状態だったのでしょう。
買い取り額を聞き、あ然とした
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売れるものはもうないと断ったミワカモさんに業者が出した査定額はなんと5千円。さっきの5万円という発言は一体何だったのでしょうか…。ミワカモさんもいきなり出てきた5千円という金額にあ然としますが、何も言うことができません。
普通の買い取りであれば、査定の金額に納得できなければ売らないという選択肢がありますが、そういった意思確認がないのもおかしいですよね。ようやく終わると安堵したミワカモさんにとって、この時間を早く終わらせたいという気持ちの方が大きかったのでしょう。
この後、ミワカモさんはモヤモヤとした気持ちを我慢できず友人に相談し、消費者生活センターに電話してみれば?とアドバイスをもらいます。消費生活センターに相談し、業者の悪質性を実感したことでクーリングオフをすることに。夫に協力してもらいながら悪徳業者と闘います。
こういった体験談を読むと、自分は大丈夫。そんな風に誰でも思うものではないでしょうか。しかし、焦ったり追い込まれると誰でも冷静な判断が難しくなるもの。おかしいと思ってもはっきりと言えないことや、怖くなってしまうこともあると思います。予期せぬトラブルに巻き込まれないために、業者の選び方に気をつける。決して1人で対応せず、冷静に判断できるような状況を自分で作ることが大事なのかもしれません。