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当時は苦手だった、「過干渉」な母親の記憶
このお話の主人公、かなこさんは子育ての真っ最中。最近、少し反抗気味な娘に手を焼いています。
かなこさんは若いころに母親を亡くしています。当時かなこさんは、母親のことが苦手だったといいます。かなこさんの母親とは、どのような人だったのでしょうか…。
窮屈な思いをした学生時代
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かなこさんから見た母親は、過干渉だったと言います。友だち付き合いも制限され、窮屈な学生時代を過ごしていました。
子どものころの親はとても大きく見え、絶対的な存在だったという人もいるでしょう。逆らってはいけないような気がしたときもあるかもしれません。かなこさんは、窮屈な思いを強いるお母さんに対し、反発していたものの、言いつけを破ったり強く言い返したりはしてこなかったようです…。母親を「困らせたくない」という気持ちが強くあったと言います。
そして、かなこさんが成人する直前、母親が病死…。母親の死をきっかけに、母親という存在に改めて向き合ったかなこさん。すると、親孝行できなかった後悔のほうが強く残ったと言います…。どんなに反発しても、かなこさんにとっては大切な母親。きっと、とてもつらい別れだったのではないでしょうか。
今だからこそ、伝えたい感謝と謝罪
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母親との別れを経験し、やがてかなこさんは親になりました。そして、子育てをする中で母親に対して感じることがたくさんあったと言います。
皆さんも、わが子を育てながら、初めて母親の偉大さや苦労に気が付いた経験があるのではないでしょうか。その時にならないと分からないことはたくさんありますよね。その度に、自分の母への感謝や謝罪の念を感じるでしょう。
かなこさんは、その思いを感じてももう直接伝えることはかないません…。それは悲しいことかもしれませんが、かなこさんの中で母親との記憶や思い出に救われている瞬間はたくさんあるでしょう。
子どものころは分からない親の気持ち。今なら分かる、当時の母親の気持ち…。もし、直接言えるのであれば、恥ずかしがらずに常々伝えていきたいですね。
イラスト:葉-YOU-
原案:summersnow