©seseragi0822
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夫と死別…幼かった子どもたちは父親を知らない
このお話は、せせらぎさんが自身と子どもたちの日常を描くエッセイ漫画。せせらぎさんは2児の母です。
当時、息子たちが1歳と3歳のときに夫が急死し、突如シングルマザーとなってしまいました。悲しみのどん底に突き落とされるせせらぎさんですが、2人の子のために日々奮闘しています。
描いていた幸せな未来もなくなり、子どもたちにも申し訳なく…
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子どもたちはまだ幼く、せせらぎさんの夫が亡くなったときの記憶がないと言います。1歳と3歳では死ぬということも理解はできないでしょう。父親を失った悲しみを味わうことがなかったとしても、父親がいた幸せな記憶も残っていない2人。せせらぎさんは、父親のいない人生を歩ませることに罪悪感を覚えます。
せせらぎさん自身も愛する人と一生そばいられると思っていたのですから、その悲しみを想像すると胸が張り裂けそうになりますね。
悲しみや不幸に飲み込まれないように
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この先つらいことや夫を失った悲しみは、また何度もせせらぎさんを襲うでしょう。しかしいくらつらくても悲しくても、前を向いて生きていこうとするせせらぎさん親子の姿に勇気をもらいます。
つらいときは泣いてもいいし、立ち止まってもいい。大事なことは悲しみに飲み込まれず、前を向くことなんだということ…そんなせせらぎさんの思いが、とてもよく伝わります。
愛する夫との死別した悲しみが、癒えることはなかもしれません。それでもせせらぎさんの強い決意のもと、3人で笑顔で過ごす瞬間もたくさんやってくるはず。せせらぎさんの考え方に心が温まるエッセー作品でした。