©人間まお
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言われてやっと気づいた「常識」
会社の同僚とドライブに出かけた友人・あい。すると、同僚の2人はガソリン代を払い、さらに運転手へお礼の品を用意します。今まで、あいは主人公・すみれに車を出してもらうのが「当たり前」だと思い込んでいました。同僚との会話をきっかけに、すみれに甘えていたことを反省します。
ところが、この反省についてすみれと友人・ゆっきーに話してみると、ゆっきーはあいとは違う意見を述べ始めます。
常識の価値観が一致しない友人
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同乗者を気遣い、疲れていても運転しなくてはいけない運転手。その大変さを理解し、感謝が必要だと言うあいに対し、ゆっきーは持論を展開。
挙句の果てには、タダで目的地に行ける運転手は「ずるい」と発言。運転する側の大変さは理解できないようです。ゆっきーの考え方はそうなのかもしれませんが、実際に旅行時に運転してくれたすみれの前でこの発言をしてしまうのは、配慮に欠けるように思えます。
「運転はそんなに大変?」かみ合わない会話
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運転する側の苦労を聞いてもなお「運転するのって大変かな」と言い張るゆっきー。たしかに、免許を持ってない人には、運転の苦労はわかりにくいかもしれません。ですがそれも、車に乗せてもらっている人が言うセリフではありません。
自分以外の人の苦労を、軽く見がちに感じられるゆっきー。ライフステージの変化とともに、価値観が変わっていくのは当然ですが、友人との考え方が大きくズレてしまうと、今後付き合うのが難しくなってしまいますね。
今までの自分を反省し、考えを改めたあい。一方で、まったく変わらないゆっきー…。大人になっても完璧な人間なんていないのですから、自分の考えに凝り固まらず、必要なアップデートはできる自分でいたいですよね。
気づかない「無神経」について考えさせられる作品
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『ガソリン代どうする?』では、仲良しだった友人との間で、ガソリン代をめぐってモヤモヤした話が描かれます。
ガソリン代のやり取りに明確な正解はなく「お互い様だから毎度支払わない」「いつもお世話になっているお礼だから特にもらわない」という間柄の人もいれば「毎回折半する」「お礼を渡す」など、できるだけ負担が1人に寄らないように調整する人もいるでしょう。お互いがモヤモヤせず、すっきりできる方法が一番ですね。相手の意思がわからないときは、どのように清算すればよいかを、乗せてもらう側からたずねてみるのがよいかもしれません。
どんなに親しい間柄でも、お互いの考える常識は違います。知らないうちに、相手に「無神経だ」と思われているとしたら悲しいですし、自分も相手をそう思いたくはありませんよね。お互いが気持ちよくやり取りできるよう、事前にコミュニケーションをした上で「ガソリン代どうする?」に対する答えを整理できれば良いのではないでしょうか。