©rinu.illustjob
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健康診断では問題なかったはずなのに…
このお話は河野りぬさんが経験したことをもとに描いたエピソードです。河野りぬさんは長男を出産します。かわいいわが子は健康診断でも問題なく、すくすくと育っていました。
しかし、もともと視力の弱い赤ちゃんの目のトラブルというのは見落とされがちだという事実を河野りぬさんは知りませんでした。息子に何が起きたのでしょうか…。
ある日気が付いた、目の奥の白い部分。これはなに?
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河野りぬさんは息子が生後2か月になったころ、目の奥が白くなっていることに気が付きます。健康診断まで待つか迷いますが、どうしても気になった河野りぬさんはすぐに調べてみることに。「よくあること」「大したことはない」「一時的なもの」…そんな言葉が見れたらよかったのかもしれません。ですが、検索の結果、先天性白内障の可能性があるということを知ります。
河野りぬさんの夫もことの重大さをすぐに理解し、病院への受診をすすめます。偶然発見した片目の異常。突然そのようなことが分かると気持ちも動転しますよね…。
もし、わが子が目のことで傷ついたら…嫌な想像ばかりしてしまう
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先天性白内障と診断された河野りぬさんの息子は、手術をすることになります。河野りぬさんは、とても不安な様子です。何度も「大丈夫」と心の中でつぶやいても、子どもの病気で、子どもが不幸になってしまったらという恐ろしさを隠すことはできません。
病気と闘ったり、何かしらのハンディを背負っている人のこの世界にたくさんいます。その中で、時には周囲からの心ない言葉で傷つくことがあるかもしれません。また、不自由を感じてつらい経験をしてしまうかもしれません。
親として子どもの病気やハンディを「個性」と受け止めることは簡単ではないことも。こんなとき、信頼して相談できる専門機関があるといいですよね。河野さんが息子の障害に向き合っていく本作では、不安な気持ちでいっぱいだった河野さんが治療の中でさまざまな知識や他の親子に出会い、考えを深めていく様子が描かれます。