1. トップ
  2. 子育て・家族
  3. 子供の教育
  4. シュタイナー教育を行っている園はどんな特色があるんだろう??

シュタイナー教育を行っている園はどんな特色があるんだろう??

オーストリアの思想家ルドルフ・シュタイナーが提唱した教育方法を行っている日本の保育園や幼稚園が日本にもあることを知っていますか?シュタイナー教育ってどんなものなのか、シュタイナー教育を取り入れている保育園や幼稚園がどのようなことをしているか、通わせた方の体験談なども交えてまとめてみました。

PIXTA

シュタイナー教育と保育園・幼稚園

シュタイナー教育は、オーストリアの神秘思想家のルドルフ・シュタイナーが20世紀始めに提唱した教育方法です。1975年以降、日本でもこの教育法を取り入れている幼稚園や学校が出てきました。

シュタイナー教育って何??

人間の成長を7年区切りで考え、21年で肉体・エーテル体・アストラル体・自我を形成し、世界の中で自由かつ自立的に生きる事ができる人格形成を目指しています。

芸術的な教育が重視され、音楽のリズムに合わせて歩いたり、詩を朗読してその響きに動きをつけたり、にじみ絵などの水彩技法などが特徴的にあげられる。

シュタイナー教育を取り入れてる保育園や幼稚園ってどんなことをしてるの?

保育園や幼稚園によって様々になりますが、言葉遊び、身体的活動、造形的活動、音楽的活動などテーマを決めて活動をしたり、リズム・模倣・手しごとなどを取り入れているところが多いようです。

シュタイナー教育を実践と言っても、海外とは違い日本の風土に合った解釈で行われている所もあるので、シュタイナー教育のいい所どりな実践と言ってよいと思います。

シュタイナー教育実践の保育園・幼稚園に通わせてます!(体験談)

シュタイナー教育を実践している保育園や幼稚園に通わせてどうなのか、体験談をまとめてみました。

海外でのシュタイナー教育の幼稚園は…

ヨーロッパ在住です。家のお向かいにシュタイナー幼稚園/学校が越してきたのがきかっけで、息子はそこの幼稚園にお世話になりました。

当地の通常の幼稚園とは異なったところは・菜食主義・おもちゃの素材は自然のものだけ(石、木、布、羊の毛)・予防接種や近代西洋医学反対(中耳炎には焙った玉ねぎを耳に)・お人形には口がついていない(口によって表情が固定されてしまい、子供の想像力を制限してしまうため)・雨降りでも外で遊ばせる・テレビ、映画、ゲームはもちろん禁止

ウチの息子はもともとそのような性格なので、非常にのびのび楽しく幼稚園ライフを送りましたが、娘にはストレスだろうなぁと思いました。 出典: komachi.yomiuri.co.jp

日本ではここまで厳しく正確に…というシュタイナー教育の場はあまりないように感じますが、海外ではこれが当たり前のようです。どんな教育方法でも、子供に合うかどうかが一番大切なことですね。

小学校以降は、学力的な問題などがあって入学を考える方が多いようです。

親も成長できる

小人数、縦割り保育で、とにかく先生方がこどもを良く観察してくださり、一人一人の成長に必要なアドバイスをして下さいます。この時期のこどもにとって不要な刺激を与えず、毎日の遊び、先生の手仕事の真似などによって今後の人生で生きていくための土台が養われるような、静かで暖かく美しい幼稚園です。親も成長すると思います。 出典: www.kosogai.com

シュタイナー教育ではなくても、小人数での保育というものは目が行き届いてよいと思われます。静かでゆったりとした空間で子育てを…と考えている方にはいい環境ですね。

子供にとって優しい教育

幼児期という大切な時期に、穏やかでゆったりした雰囲気の中で、その子の自然な発達を妨げることなくのびのびと幼稚園で過ごせることを、いつもありがたいなと思っています。

子どもたちは、みんな自分で遊びを上手に作っていて、何かがないと遊べない、楽しめないということがないように思います。そしてお話を聞くときはとても集中して聞いています。

この二つのことは、大人になってどんな職業についても、どんな生き方をするにしても、子どもの財産になると思うのです。出来上がったおもちゃではなく、石や木切れや布などの素材のようなおもちゃからなんでも作り出してしまう楽しさは、この先その子の進む道を照らす灯りになるような気がします。

通わせていて私が思ったのは、テレビを見ない云々などの制約は、不自由なものではなくて、逆に子どもは本当の意味で自由なんじゃないかなということです。園の雰囲気は園にもよるし、同じ園でもその年によって違うかもしれません。でも基本的に、子どもにとってとても優しい教育だと思います。 出典: komachi.yomiuri.co.jp

自然に近い状態で、子どもたちが何もない状態から何かを作り出したりする楽しさなどを知ることができ、おだやかでゆったり…となると、本当に理想に近い子育てができそうな感じがします。

理想に近いですが、全てをそのままに行うのは難しいです。

穏やかで俗世から離れた環境で子供を育てる、子育てとしてはとても理想に近いものではないかと思います。ですが、現代の日本で1から10までシュタイナー教育で育てていくとなるとかなり難しいようです。

保育園や幼稚園だけなら、子供の土台作りにもいいかと思いますが、小学校などになると学力の問題から日本では普通の小学校に通う方のほうが多いようです。

おすすめ記事

「シュタイナー教育」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧