©︎人間まお
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出会いの場へ行く彼。言ってほしいだけなのに…
話し合いを経て解決したと思っていた斗真の女問題。しかし、彼はつぐみちゃんに内緒で相席居酒屋や合コンへと行っていました。「やましくないのなら言ってほしい」と伝えるつぐみちゃんに対し、彼は「何でそこまで言われなきゃいけないの?」と逆ギレしてきます。その言葉を聞いて、つぐみちゃんは昔の自分を重ねて何も言い返すことができませんでした。
相手を安心させるために相談する、連絡するのは当たり前のように思えますが、どこまでを言うのかは個人の価値観の違いもあるかもしれません。聞くことで安心したいつぐみちゃんと言いたくない彼。どちらの考えも間違いではないように思えますね。
20歳の時の過ちが自分に返ってきたと思った
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20歳の時、彼氏がいるのにも関わらず合コンへと参加したつぐみちゃん。そのことを知った当時の彼に「自分を大切にしないと他人からも大切にされない」と言われます。当時はその言葉の意味がわからずにいたそう。しかし、今まさに斗真が20歳の自分と同じことを言っていたことで、20歳の自分の過ちが自分に返ってきたと感じます。
自分を大切にするというのは簡単なようで意外と難しいものですよね。若いうちは特にそう感じるかもしれません。
お互いの気持ちはその立場になってみないとわからない
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20歳の自分がどれほど当時の彼を傷つけていたのかを28歳になって知ったつぐみちゃん。相手の気持ちを理解することはできても、そこから自分の行動や考えを変えていくのはとても難しいことですよね。自分がその立場になってみてようやく気付けるものなのかもしれません。
目の前にいる斗真は20歳の自分と同じ。何を言っても無駄だと思うと、つぐみちゃんはそれ以上何も言うことができなくなってしまいます。
この作品では、つぐみちゃんが斗真と付き合っていく中で、相手の言動に振り回されたり自分自身を深く反省したりする様子が描かれます。生きていく中では、様々な人と関わっていく必要があります。
つぐみちゃんの例を通して、改めて人間関係の難しさを考えさせられます。