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母親の介護にきた娘。そばにいて何を思う?
このお話はキクチ│片耳なんちょーさんが実際に経験したことを基に描いたエッセイ漫画です。キクチ│片耳なんちょーさんの母親は60代という若さで病気のため、寝たきりになってしまいます。
父親ひとりに母親の介護を任せず、二人で母親の介護をしようと決意したキクチ│片耳なんちょーさんは実家へ移り住む決意をしました。キクチ│片耳なんちょーさんと母親はどんな時間を過ごすのでしょうか…。
母の気持ちを考え寄り添う時間は宝物
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実母が寝たきりの状態でも、少しでも楽しい時間を過ごしてほしいと思う気持ちはきっとたくさんの人が共感するでしょう。キクチ│片耳なんちょーさんが思いついたのは自室でゆっくりと好きな番組を観てもらうことでした。
どうしたら母親が少しでも楽しい時間を過ごせるの考えることができるのはキクチ│片耳なんちょーさんと母親の今までの絆を感じますよね。
何をしたら楽しいか、喜んでくれるか、自分の親のそんな気持ちを考えることは人生でとても短い期間かもしれません。しかし、遅すぎる親孝行というものはないのです。親のためになにかしたい。そう思う自分の気持ちを大事にしてくださいね。
思い通りに行かない苦しさも
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介護とは時に気持ちだけで乗り切ることが難しいことがあります。キクチ│片耳なんちょーさんの母親は脳に腫瘍もある関係でたまに会話がかみ合わないことがあったと言います。
今までたくさんの愛情を注いでくれた親に対してしっかりと介護をしたいと思う人もたくさんいるでしょう。しかし、介護というのは、一筋縄ではいかず、本来親に抱かなくてもよい感情を持つことがあるかもしれません。
誰でも思い通りにならずイライラしたり悲しくなったりすることは当たり前です。あまり自分を責めずに、今自分は精一杯やっていると、自分をほめてあげることも大切かもしれないですね。ずっとそばにいた母親だって、そのすべての気持ちをくみ取ることはとても難しいことなのです。
この漫画作品では、親の最期を看取ると決めた女性の体験から「親を介護する」ということについて改めて考えさせられる作品です。