子どもから保育園の話を聞くときのNGワード「今日は何したの?」
子どもは朝から夕方まで、長い時間を保育園で過ごしています。あいまいな質問では、1日のどの時間のことか、範囲が広すぎて「(なんのことか)わかんない~」と答えてしまいます。そのため「今日は保育園でなにしたの?」という言葉はNGです。
保護者としては、離れていた時間をどのように過ごしたのか気になるもの。すべてを知りたくて「何したの?」と聞きたくなりますが、あいまいな質問は避けた方が良いでしょう。
園でのできごとを聞き出すときのポイント
子どもに保育園での出できごとを話してもらうため、意識したいポイントをご紹介します。
1. 子どもに聞くタイミングを考える
子どもがなにかに夢中になっているときは、いくら質問しても欲しい答えが返ってこない可能性があります。
入浴中や就寝前など、ゆっくり会話できるタイミングに聞いてみると良いでしょう。
2. 子どもに聞く内容を絞る
あいまいな質問を避け、内容を絞ることで子どもが答えやすくなります。「今日はお外で遊べたかな?もしかして鬼ごっこした?」「給食は〇〇だよね?全部食べられた?」など、保育のシーンごとに質問してみましょう。
3. 大人が今日のできごとを伝えてみる
大人が先に自分の1日を伝えてみるのもおすすめです。「今日はお仕事の途中で雨が降ってきて、服がぬれちゃったんだ」と伝えるとします。すると、保育園でのできごとを思い出して「ぼくも雨みたよ!お部屋から見えて、先生が~」などと、子どもから話を引き出せるかもしれません。
「今日の話」は記憶力や語彙(ごい)力を刺激する!
今日のできごとを思い出して人に伝える行為は、子どもの記憶力や語彙(ごい)力を刺激できます。小学校入学後の学習にもつながるため、意識的に会話を盛り込みたいですね。
お話を聞く際は、子どもが答えやすいよう、質問の内容やタイミングを工夫しましょう。