©neko_jima_imomi
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チック症には「愛の無視」
5歳の娘・わっちちゃんは咳の症状が長引き、せき込んで泣いてしまうほどツラい状況が続いていました。特に、夜はひどく、わっちちゃんも看病するねこじまさんも寝不足で限界に…。
そんな中、思い切って別の病院を受診したところ、咳の原因は「チック症」であると医師に告げられます。予想もしていなかった原因に、ねこじまさんは戸惑いを隠せません。混乱しながらも、チック症の薬と対処法について話を聞きます。
すると、今度は医師から「環境の変化があったかどうか」を質問されます。実は、ねこじまさんには思い当たることがありました。
子どもに負担をかけていた…
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医師に環境のことを聞かれ、ハッとした ねこじまさん。実は、夫との仲が悪く、家の中がゴタゴタしていた時期だったのです。それにも関わらず、いつもわっちちゃんは笑顔で母親であるねこじまさんを励ましてくれます。本音やさみしい気持ちを隠し、聞き分けのいい子を演じているようです…。
娘の本心に気づいたねこじまさんは、思わず医師の前で涙してしまいます。
大人の都合でさみしい思いをさせていた
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わっちちゃんに負担をかけていたことに気づき、思わず医師の前で涙してしまいました。すると医師は、優しい言葉をかけてくれたのです。何度も病院へ足を運ぶ大変さを理解してくれるだけでも、ありがたいですね。「思いつめないで」という言葉にも、ジーンときてしまいます。
本作では、長引く咳の症状に悩まされ、それが「チック症」であることが判明するまでに苦労したエピソードが描かれています。チック症は、「やめなさい」などと声をかけてしまうと、余計に悪化してしまいます。医師の言う「愛の無視」は難しいものですが、効果があります。気をそらしてあげることも大切でした。
このあと、ねこじまさんの看病のおかげで、わっちちゃんは順調に回復。チック症の頻度が徐々に減り、1年後には完治します。
チック症は、環境の変化だけが原因とは限りません。さまざまな要因が重なり、発症してしまうようです。そのため、医師の言う通り「思いつめない」ことが大切ですね。親が子どもと笑顔で過ごせるよう、意識的にリフレッシュする時間を作ることも必要。そのうえで、少しでも子どもと関わる時間を増やせるといいですね。