©神谷もち
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ブスだったら結婚してない
生まれたばかりの娘・愛理ちゃんの容姿に勝手にコンプレックスを抱き、将来を悲観している主人公。実は、主人公は自分のルーツに不満を抱いていました。小さいころは貧乏で教育を受けることができず、家を出るためにキャバクラ嬢として働き、見た目にこだわって生きてきました。だからこそ、人一倍容姿に敏感だったのです。
娘の容姿に悩み、ケンカにまで発展してしまった夫婦。主人公は、「娘が大きくなったら整形させる」という発言までしてしまいます。激怒した夫に家を追い出されました。一度、外で頭を冷やし、再び夫と向き合います。
「私がブスだったら結婚した?」という主人公の質問に対し、夫は「ブスだったら結婚してない」と同意。ところが、話には続きがあり…。
初めて知る夫の本心
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若くてキレイな主人公と結婚したことを、否定しなかった夫。ですが今後、体型が変わり年齢を重ねても「別れない」と堂々と宣言してくれました。見た目だけで判断し、結婚を決めたわけではないのです。
ですが、そんな夫の話を聞いても、やはり気になるのは娘の将来のことで…。
わが子は「俺たちの可愛い娘」
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世の中は複雑であることを、夫に諭されます。そして「娘は守る」という夫の力強い言葉で、ようやく落ち着きを取り戻します。今から娘の人生を否定してはいけませんね。
本作では、生まれたばかりの娘の容姿に勝手にコンプレックスを抱き、悩み続けた母親の姿が描かれています。ですがようやく、夫に今までの思いをさらけだし、本音でぶつかりあったことで、克服に向けた一歩を踏み出すことができました。
将来子どもが苦労しないよう、学歴や容姿が気になる親心、よくわかります。ですが、お金や容姿だけがすべてではありませんね。親からの愛情が、子どもの自尊心を大きく育むのではないでしょうか。だからこそ、ありのままの子どもを愛せるといいですよね。