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かわいくないわが子に「自尊心が削られる」コンプレックスを持つ母の話

わが子には幸せな人生を送ってほしいと、多くの親は願っているのではないでしょうか。一方「わが子に苦労をしてほしくない」という思いが強すぎると、ときに親の気持ちが暴走してしまうことも。親の思う幸せとわが子の思う幸せは果たして一致しているのでしょうか。神谷もちさんの作品『私の娘は可愛くない』では、親が持つコンプレックスが描かれます。見どころをご紹介しますので、どうぞごらんください。

Ⓒ神谷もち

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Ⓒ神谷もち

Ⓒ神谷もち

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努力して手に入れた完璧な人生だった

神谷もちさんの友人であるゆうみさんは、小さいころから「そこそこかわいかった」と言います。理想の人生を過ごすため、キャバクラやジムや整形で自分磨きをしてきたゆうみさん。

理想の男性との結婚もできて、順風満帆な生活を手に入れたと思っていました。しかし、ゆうみんさんはかわいいわが子を出産してからあることにずっと悩み続けることになるのでした…。

かわいくないわが子は「幸せになれない」

Ⓒ神谷もち

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Ⓒ神谷もち

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娘・愛理ちゃんが成長していくについて、他の子どもと比べて容姿が劣っていると悩むようになるゆうみさん。素直にママ友に心を開くこともできずにいます。

美しさ、富、運動、頭脳など、人には自信が持てる部分があるでしょう。それは、成長するなかでどういう人になりたいのか模索しながら、ときに努力をしながら身につけるものです。ゆうみさんは努力で美しさを、夫は富を得ました。しかし、それは本人たちがこうなりたい、と思い目指した結果です。

子どもには子どもの人格があり、幸せの基準を決めるのは本人です。親がわが子の容姿のことで自尊心が下がってしまうのは、なぜなのでしょうか。愛しく思う気持ちが暴走して、いつの間にか所有物のようになってしまったのでしょうか…。

美人やお金持ちだから幸せ?わが子の幸せとはなにか

Ⓒ神谷もち

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人の幸福度は、外見や金銭では決まりません。わが子にとって必要なことは、すぐれた容姿を与えること、富を与えることとは限らないはず。親に心から愛されることも、大きな幸せの一つではないでしょうか。

わが子の幸せを守るため、いつもたっぷりの愛情を注ぎ、存在そのもの肯定してあげることが大切ですね。親として、子どもの守り方を考えさせられる作品です。

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【全話読める】
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