©神谷もち
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娘にかわいいベビー服を着させたい夫。将来の養育費や2人目のことを考えると、少しでも無駄を減らして節約したい妻。どちらの言い分も一理あります。2人は、互いの価値観の違いを埋められるのでしょうか?
娘を思って行動したしんごの気持ちを思うと、胸が苦しくなるようなシーンです。
無意識にやっているかもしれない「価値観の刷り込み」
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親から無意識のうちに自分の価値観に影響を与えるような刷り込みを受けていたと感じたことはありませんか?
妻・竹子もその一人でした。竹子はサバサバした性格でおしゃれにも興味がありません。そのため、フリマサイトで激安で手に入れた毛玉だらけの洋服や友人から譲り受けた男の子用の洋服を平気で娘・さつきに着させていました。夫・しんごから「女の子だからかわいい洋服を着させてあげたい」と言われても、竹子が夫の意見を聞き入れることはありませんでした。
さつきは成長とともに男の子の服を嫌がるようになります。「ピンク色の服を着たい」「散髪せずに髪を伸ばしたい」と号泣する娘を前に、竹子は今まで娘の気持ちをはねのけて、自分の価値観を強要していたことに気づきました。
実は竹子自身も、母親から女性らしい格好や振る舞いを制限されるような価値観を無意識のうちに刷り込まれていたのです。
『妻は娘に無頓着』は子育てにおいて、子どもの価値観や意思を尊重する親の姿勢が何よりも大切だと感じる作品です。