©magi_pupu
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気持ちに寄り添ってくれる園長先生
3歳の長女・うなちゃんと0歳の次女・いろちゃんの育児に毎日奮闘しているまぎさん。次女が生まれる前は「上の子を優先しよう」と考えていました。ところが、0歳児のお世話は手がかかります。さらに、うなちゃんの赤ちゃん返りが相まって、うまくいかないと感じることが増えてしまいます。
次第に、言うことを聞いてくれないうなちゃんにいら立ちを覚え、キツく叱ることが多くなり、それと同時に気持ちが離れてしまうのを感じます。そして、誰にも相談できない苦しい日々を送っていました。
そんな中、突然うなちゃんが通う保育園の園長先生に声をかけられます。沈んでいる様子に気づいてくれたようです。そして、今までつらかった気持ちを少しずつ吐きだすことができました。
すると、園長先生は「ベビーシェマ」について教えてくれました。「下の子がかわいい、守らなくてはいけない」と思うのは、本能だというお話です。
上の子に「期待しすぎてしまう」
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上の子へ期待しすぎてしまう原因や、母としてではなく1人の人として気持ちに寄り添い、共感の言葉をたくさん語ってくれた園長先生。気持ちをわかってくれる人の存在は大きいですね。
園長先生との面談がきっかけで、まぎさんの心が少しずつ動き出します。
園長先生も悩みがあった
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実は、園長先生も2児の父であり、まぎさんと同じように2人育児がうまくいかず、悩んだ経験があるとのこと。保育のプロとしてのアドバイスも的確ですが、同じように悩んだことがあるからこそ、気持ちがわかるのでしょうね。「自分だけじゃない」と感じると、心が軽くなりますね。
本作では、「上の子かわいくない症候群」に悩まされた体験談が描かれています。上の子に期待してしまうのは、上の子の成長を当事者意識を持って見守ってきたからこそ。期待が大きくなって子どもとぶつかってしまったからといって「母親失格」と思う必要はありません。
誰にも相談できない状況は、本当につらいですね。ですが今回のケースでは、保育園の先生がまぎさんの様子に気づき、さりげなく声をかけてくれました。子どもだけではなく、親にも気配りしてくれる先生、とても心強いですね。
育児のことは、身近な人には相談しづらいこともあります。そんなときは、自治体で行っている育児相談会などを利用する方法もあります。また、子どもの健診のときに医師や看護師、保健師などへ話をする手も。悩みを1人で抱え込まず、信頼できる相談先を見つけられるといいですね。