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日本と韓国の違い
おとさんは、生まれも育ちも日本です。韓国人の両親の元に生まれ、韓国国籍で日本での生活を送っていました。ところが、小学生ころになると「まわりと違う」ことに気づき始めます。
名前の違いのほかにも、韓国料理を「家庭の味」として育ったおとさんにとって、他の家と食事が違うことも違和感があったようです。
母に聞いてみたこと
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何となく、自分が韓国名であることに違和感を抱いている おとさん。自分の名前の由来について、母にたずねました。すると母は、「自分のルーツに自信を持ってほしい」「隠して生きる必要なんてない」という思いを語ってくれました。
たしかに、生まれ持ったルーツは変えることはできませんし、恥ずかしく思ったり隠したりする必要はありません。ですが、このときの おとさんは、ピンと来ませんでした。むしろ、日本で生活しているため、ますます韓国国籍とのギャップが深まってしまいました。
友人の言葉で、改めて気づいたこと
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友人と韓国へ旅行へ行ったときのこと、おとさんは日本語で話しかけることが多々あり、何となく違和感を抱きます。そして、「自分は何人?」と思い、友人にたずねてみました。
友人の答えは「なに人でもいい」という温かいものでした。国籍がどこであろうと、その人自身は何も変わらないですね。
本作では、韓国国籍の女性が、日本で生活する中で感じたことが率直に描かれています。子どものころから「みんなと違う」と感じていたおとさんが、大人になり再度国籍と向き合ったエピソードです。
自分が作中のおとさんの立場だったらどうするでしょう。国籍のお話から、ルーツやアイデンティティについて考えさせられる作品です。