©︎人間まお
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灰田さんの過去には同情してしまう部分もあったものの、これまでの灰田さんの行いを考えてみてもどこまでが本当の話なのか疑い始めた佐藤さん。とにかくこれ以上灰田さんと関わらないことが一番だと思い直します。しかし、適当に話を合わせてその場を去ろうとした佐藤さんの手を灰田さんは掴むと「手伝ってくれよ」と荷物を一緒に部屋まで運ぶように言ってきます。佐藤さんはマンションの理事ではありますが、あくまでも住人の代表というだけで荷物を運ぶ義務なんてないはず。自分が捨てられずに放置した結果が今のこの状態なのに、全く関係のない佐藤さんにまで手伝わせるなんて…どこまで灰田さんは厚かましいのでしょうね。
自分で行った手前、断りきれず一緒に荷物を運ぶことになった佐藤さん。灰田さんの部屋の中へ足を踏み入れて、衝撃を受けている様子。一体部屋の中はどうなっていたのでしょうか。
隣人トラブルの恐ろしさを実感させられる作品
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どんなに住まいを吟味しても、隣人まで選ぶことはできないからこそ住まい選びは難しいですよね。この漫画の主人公・佐藤さんは隣人・灰田さんが起こすトラブルに度々巻き込まれ、ついには弁護士を通して解決を図るものの改善することはなく、結局は住まいよりも自分の安全を考えて引越しを決意します。
こんなにも話の通じない隣人がいるのか…と驚くとともに、もし自分が佐藤さんの立場ならばと考えると思わずゾッとしてしまう内容です。困った隣人がいた場合、真正面から戦うのではなく、自分の心身の安全を一番に考えることが大事。ささいなトラブルをきっかけに大きな事件へ発展するケースもあるため、くれぐれも注意が必要です。
正論が通じない・会話にならないと感じる相手に出会ってしまう可能性は誰にでもあります。そんな時は1人ではなく周囲の力を借りながら対応した上で、場合によっては「逃げる」という選択をすることも必要だと、改めて考えさせられる作品です。