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最期が近い60代の母…どうしてもしておきたい「わがまま」

もし、皆さんの親の余命がわずかだとわかったら、皆さんは限られた時間をどのように過ごしますか?親の気持ちを尊重しつつ、だけどのこされる人たちの後悔がないよう、大切に過ごしたいですよね。今回ご紹介する作品は、母のために実家に戻り、在宅介護をしたキクチ│片耳なんちょー(@kkc_ayn)さんの作品です。親の最期とどう向き合うべきかを考えさせられる作品です。『20代、親を看取る』をご紹介します。どうぞごらんください。

©kkc_ayn

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その時を家族で迎えるために、実家へ戻る

キクチさんは、実家に住み込み父親と一緒に母親の介護をすることにします。訪問入浴を依頼するなど、なるべく母親の楽しいことをしてほしいと願うキクチさん。

しかし、母親の状態はあまりよくありません。日に日に弱っていく母親の姿を見て、キクチさん自身も後悔のない日々を過ごしたいと思うようになります。

弱っていく母親を見て、依頼したこと

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家族写真を撮りたい。自分のパートナーを紹介したい。そんな当たり前の願いが叶うか分からない状態になったとき、皆さんなら、どうしますか?母親の嫌がることはしたくない、と思いつつも後悔のないようにかなえたいことがあるキクチさんは、迷いながらも準備を進めます。

もちろん、相手を尊重はしたいと思うでしょうが、のこされる人の思いも大切です。後悔が減るように自分たちの思いを大事にしても、きっとわかってくれるはず。どちらの気持ちも大事にしていきたいですよね。

看取った後の話し合いも必要

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いよいよ容態が悪化してきたキクチさんの母親。悲しいことですが、覚悟を決める段階となってしまいました。

キクチさんと父親は、亡くなってから慌ただしく見送ることがないよう、一つ一つを話し合いながら進めていきます。亡くなったあとのことを話すことに抵抗があるかもしれませんが、これも素晴らしい家族の愛情ではないでしょうか。

事前に話し合っておくことで、心を込めて、愛情を伝えて家族を見送れます。現実を受け止め、それでも残りの時間を大切に過ごそうとするキクチさんと父親の愛情を感じる作品です。

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