©kaaa_san55
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家では元気でも「同年代の子」が苦手な娘
かあさんさんにはポム子ちゃんという娘がいます。一度話しだしたら止まらない性格のポム子ちゃん。近所の人にもきちんとあいさつができるしっかりした性格です。
しかし、ポム子ちゃんには苦手なことがあります。それは、同世代の子とコミュニケーションをとったり、集団のなかに入ったりすること。いつも恐怖心で固まってしまうポム子ちゃんなのでした…。
苦手な同世代の子との交流で見えた希望
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限定的な時間ではあるものの、学校に通い同学年の子との交流を続けるポム子ちゃん。かあさんさんも学校に毎回付き添い、ポム子ちゃんをサポートします。学校には心を許して付き合える子もできてきたようです。そんな日々で、ポム子ちゃんから「友だちがほしい」との発言が。
わが子からそんな言葉を聞く日がくるなんて、と感動するかあさんさん。わが子が自分から世界を広げようとしてくれるのはうれしいものですよね。
手を貸したい気持ち、こらえることも大切
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「友だちがほしい」と言うようになったポム子ちゃんですが、まだ集団の輪には入れず泣いてしまうこともあります。同世代の子との関わりは、ポム子ちゃんにとってハードルが高いことなのです。
そんな姿をずっと近くでみてきたかあさんさん。見守ることの大変を理解しているからこそ、自分の力で進もうとする娘の背中をそっと押してあげることにします。子どもが自分の力でやり抜こうとするのを見ているのは、ハラハラもどかしく感じますよね。それでも、時にはその気持ちをぐっとこらえ、どんなに時間がかかっても失敗をしても、わが子が自ら道を開くまで待つことも大切。子どもに寄り添うとはどういうことかを、改めて考えるきっかけをもらえる作品です。