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家族と親が近くにいて、幸せな日々だった
まゆんさんの父親は、家族をとても大切にしていました。家族全員がそろってから食べる夕飯の時間が大好きな父親。妻のおいしいご飯に、子どもたちの無邪気な声は何よりの存在です。
そしてもう一人、父親にとって大切な存在がいます。それは隣に住む実母です。自分の家と簡単に行き来ができるようになっているため、お互いの交流も盛んです。自分の家族と母親、どちらも大切な存在が仲良くしていて、父はとても幸せだったのですが…?
実母の病気の進行で、家族にも影響が出る
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祖母はアルツハイマー型認知症になりました。まゆんさんの両親は、自宅での介護をしていました。大切な家族を近くで介護したいという夫の思いを受け入れていたのは、妻・アリ子さん。
しかし、介護はときに過酷で、介護をする家族に大きな負担がかかることがあります。まゆんさんの家も例外ではありません。少しずつ進行していくアルツハイマー型認知症の実母をずっと近くで介護する妻。意思疎通がうまくできず困ったこともあったでしょう。
徘徊やせん妄といった症状もあり、介護は昼夜を問いません。少しずつ疲弊していく家族の様子が描かれています。誰も悪くないからこそ、つらさが増していく様子に胸が痛むシーンです。
家族の負担を減らすため、実母の老人ホームへの入居を決めた父
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父親は、悩みに悩み、祖母を施設に入れる決断をします。このままでは、家族が崩壊してしまうと考えたのです。父にとって母も妻も子どもたちもかけがえのない大切な存在。苦渋の決断だったはずです。
自分の親が老いる姿は、見ていてつらくなりますよね。しかし、人は確実に老いていきます。その過程でさまざまな介護が必要になることがあるかもしれません。今、目の前にある幸せは決して永遠のものではないのですね。
介護はとても過酷です。家族にどのくらいの負担がかかっているのか、見定めることは大切です。専門機関の力にも頼りながら、家族の負担が大きくなりすぎないよう、可能な範囲で親に寄り添えたらいいですね。家族の守り方を教えてもらったような気持ちになる作品です。