©izumi_suu
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目に見えない価値を売る者の悩みとは?
スゥさんは美容師として長い下積みを終えました。大変なこともあったけど、好きな仕事につくことのできる喜びをかみしめながら、スタイリストとして活躍をしています。
そんなスゥさんにはずっとモヤモヤしたトラウマ(心的外傷)のような思いがありました。それは、目に見えない「価値」を提供する人ならではの悩みだったのです。いったいどんなことなのでしょうか。
自称友だちに都合よく使われる…
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大して仲が良かったわけでもないのに、知り合いというだけで都合よく友だちという単語を使われると、モヤモヤすることがあるかもしれません。スゥさんはスタイリストとして駆け出しのころ、なぜかいろんなところから情報を聞き連絡をしてくる自称友だちの依頼を受けていまいた。
断り切れなかったスゥさんですが、大幅な熱引きをして好き勝手注文をされたら、練習台とは言えませんよね…。いわゆる「友だちで価格」でやってくれているということに友だちが感謝をするべきです。
相手は修行中であっても、技術の提供で収入を得ることができる人です。そういった人の善意に付け入ることはしたくないですよね。友だちという言葉を都合よく使わないでほしいというスゥさん。たくさん嫌な思いをしてきたのでしょう…。
友だちだからこそ、敬意を払うべき
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ある日、スゥさんの美容室に親友であるマナミさんがやってきます。スゥさんは親友と思っていたこともあり、断ることができませんでした。
マナミさんに友だち価格を提示すると、定価を払うというマナミさん。自分の技術や価値を安売りしないで、という言葉は」とても相手への敬意を感じます。
技術を提供している人たちは、それまでたくさんの努力と経験を積み、今があります。マナミさんのように、友だちだからこそ、相手を応援したりここまでやってきた道のりを尊敬したりして、ためらいなく正規の対価を払えるといいですよね。