©kuraasakura
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「今1番大切なのは赤ちゃんなので、妊婦の権利は使わせてもらいます」との発言がありました。どんなことをするときも、一定否定的な意見を言う人はいるのかもしれません。それでも、かわいさんは今もっとも大切にしたい赤ちゃんを優先すると決めたようです。
陰口を言う同僚の気持ちを理解し、感謝や申し訳なさは感じながらも、赤ちゃんを守ろうと決めているかわいさん。その後は無事に妊娠生活を送れるのでしょうか。
すべての人が安心して働ける職場とは
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著者のくら(@kuraasakura)さんは結婚前、正社員としてとあるショップで接客業をしていました。そこへ新しく入ってきた同年代のかわいさん。明るく仕事熱心な彼女とは自然とすぐに打ち解けますが、ある日、かわいさんから不妊治療をしていることを打ち明けられます。
当時、くらさんは結婚前だったこともあり、はじめこそピンとこなかったといいますが、頻繁に彼女のヘルプに入るようになり、次第に疲弊してしまいます。
不妊治療は本人も予測しづらいことの連続です。さらに、やっとの思いで授かった後も、妊娠の経過は個人差が大きく、当事者にならないとなかなかつらさを想像しにくい部分もありますよね。妊娠出産、育児だけでなく、働くために周囲の助けが必要になることは誰しもありうること。しかし、心に余裕がないと「なんであの人だけ」と思ってしまうこともあるかもしれません。
また、当事者側も支えてくれる人がいることへの感謝の気持ちは忘れずにいたいものですよね。
『誰も悪くない』は、妊娠出産と仕事の両立について、当事者だけではなく、周囲の人々の視点も含め、今一度考えるきっかけを与えてくれる作品です。