乳幼児医療費助成制度とは?
「乳幼児医療費助成制度」とは、乳幼児が病気や怪我などにより、医療機関を受診した場合の医療費の一部または全額を、一定の年齢まで自治体が助成する制度のことです。
乳幼児とは、生後0日から満1歳未満までの子供を指します。しかし、乳幼児医療費助成制度の対象年齢は、市町村によって異なります。
また、助成内容や助成方法も市町村によって異なりますので、注意が必要です!
尚、国民健康保険や、会社の健康保険などに、子供が加入している事が絶対条件となります。ですから、赤ちゃんが産まれたらすぐに、健康保険の加入手続きを済ませておきましょう!
実施主体は市町村!
乳幼児医療費助成制度では、県と市町村が助成を行いますが、実施主体となるのは市町村です。
そのため、各市町村によって助成内容が違っていたり、変更になったりしますので、知らないと損をしてしまいます!
日頃から、市町村が発行している広報誌を読んだり、市町村のホームページを確認するなど、情報収集しておきましょうね。
具体的に見てみよう!~千葉県千葉市の場合~
千葉県では、「乳幼児医療費助成制度」のことを「子ども医療費助成制度」と呼んでいます。
平成24年12月より、子ども医療費助成制度が拡充され、助成対象を中学3年生まで引き上げられました。
それでは、千葉県千葉市を例に挙げて、具体的に説明していきます。
助成内容について
まずは、助成内容についてです。0歳~小学3年生の場合と、小学4年生~中学3年生の場合に分けて、それぞれ見ていきましょう。
0歳~小学3年生の場合
- 通院1回につき保護者負担額300円
- 入院1日につき保護者負担額300円
小学4年生~中学3年生の場合
- 通院1回につき保護者負担額500円
- 入院1日につき保護者負担額300円
助成方法について
次に、助成方法についてです。現物給付と償還払いの2種類に分けられますので、それぞれ見ていきましょう。
現物給付
千葉県内の医療機関にて、子ども医療費助成受給券と健康保険証を提示すると、保護者負担額の支払いのみとなります。
償還払い
千葉県内の医療機関にて、一旦、医療費を支払い、翌月以降、領収書を添付して市役所に申請すると、後日、保護者負担額を除いた額を返金します。
申請に必要な書類と申請方法について
最後に、申請に必要な書類と申請方法について、見ていきましょう。
申請に必要な書類は、下記の通りです。
- 子ども医療費助成受給券新規交付申請書
- 子供の健康保険証の写し
- 保護者(生計中心者)の市町村民税課税証明書等
1の申請書は、各保健福祉センター・こども家庭課、または各種申請書のダウンロードから取得することができます。必要事項を記入しましょう。
3の証明書は、市町村民税額、所得金額、控除額、扶養親族の数の記載がある物を提出します。
申請方法は、1~3の書類を添付して、住んでいる区の保健福祉センター・こども家庭課に持参するか、または郵送してください。
尚、償還払いの申請方法については、必要な書類が異なりますので、千葉市のホームページを参考にしてくださいね。
情報収集しておくことが大事!
おたふく風邪やはしか、水疱瘡など、乳幼児はいろんな病気にかかります。子供を病院に連れて行くことが増えて、予想以上に出費がかさむものです。
乳幼児医療費助成制度は、そんな時に頼りになりますので、上手に活用しましょう♡
また、住んでいる地域の助成内容や助成方法、申請方法などについて情報収集しておくことが大事です。わからないことがあれば、住んでいる地域の役所の窓口で、聞いてみてくださいね♡