©toyomaru0124
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医師からの言葉に、「わかりました」とだけ答えたさし身さん。あまりにも突然な話に、なかなか気持ちが追い付いていないように感じられます。流産しているという事実さえショックなのに、そのあとの処置の話が頭に入ってこないのも無理はありません。さし身さんの気持ちを考えただけで胸がおしつぶされそうになります。
相手の気持ちを理解し寄り添うことが大切
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この作品では、流産で深く傷つき、不安を抱えたさし身さんの思いが描かれています。流産でつらい気持ちを経験したさし身さんが言えることは流産した自分を責めないでほしいということ、すべての妊娠出産が奇跡であるということ、そして全ての流産が誰にでも起こりうるということだそうです。
さし身さんは第1子を流産したことで、不育症などの原因に関する不安、今後妊娠できるのか?など将来への不安もあったといいます。そんな中、実家に帰省した際に聞いたのは「こどもはまだ?」「早く産んだほうがいいよ」などの言葉。これらをさし身さんは呪いの言葉と表現しています。
何気なく発した一言が相手につらい思いをさせる可能性があるということ、特に不妊や子育てへの不安を持つ人には深い傷になることもあることを忘れてはいけません。本当に相手のことを思うなら、相手の立場を想像して寄り添うことが大切であると、改めて考えさせられる作品です。