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両親へ多大な迷惑をかけたうえに高校を中退したため、将来仕事に就けるか不安を抱えていました。そんなとき、元担任の先生がひまりの元を訪れ、子育てしながらでも「通信制高校なら通える」とアドバイスをもらいます。やるべきことが明確になったひまりは、未来への希望を感じ始めます。
「わたしがこの子を育てる」当事者意識へ
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高校生で妊娠したひまりは、学校を自主退学するしかありませんでした。そのため、中卒の資格しか持っておらず、これから子どもをきちんと育てていけるか漠然とした不安を抱えています。そんなとき、元担任の先生がひまりの元を訪れ、通信制高校のことを教えてくれたのです。
高校を中退してしまった自分でも、まだ目指せるものがあると知り、ひまりの心に火がつきます。自分の両親や行政のサポートを当てにするのではなく、自分で育てることを決意。将来に希望を持つことができた瞬間でした。
その後、妊婦健診で産院を訪れた際、担当の助産師さんから思いがけないことを言われます。
「目が変わった」母への第一歩
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通信制高校へ通い、自分で赤ちゃんを育てると強い決意を持ったからなのでしょう。助産師さんから「目が変わった」と言われました。キラキラと輝いていて、頼もしい顔つきをしていますね。
ですが、ひまりさんはどうしても気になってることがあるそうです。思い切って、助産師さんへ相談します。
拭いきれない、出産への恐怖
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出産が近づいてくると、どうしても恐怖が襲ってくるものですね。ですが、自分の不安な気持ちを隠さずに、正直に助産師さんへ相談した結果、とても素敵なアドバイスをもらうことができました。必要以上にこわがらずに、妊娠中に体を整えることが大切だと教えてもらい、不安な気持ちが軽くなったようです。
このあと、ひまりは助産師さんに言われたことを忠実に守ります。散歩や食事など、自分の体と向き合って過ごしたそうです。そのおかげで、安産だったとのことです。
10代での妊娠・出産は、身体面・精神面、そして金銭面とさまざまな不安がつきまといます。ですが、まわりのサポートのおかげでひまりは1つずつ不安をクリアし、少しずつ母の目へと変化していきました。10代での妊娠のみならず、出産への不安を抱えている人にとって、励みとなるエピソードが描かれていました。子どもを育てることへの責任について、改めて大人として考えさせられる作品です。