©kakaziri
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しばらく会えていなかった祖父の訃報の知らせを受け、実感がわかず、涙も出なかったというkakaziriさん。淡々とお葬式に参列する準備を進めていたそうです。
いつまでも見守っていてくれる祖父
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このお話は、著者・kakaziriさんの祖父の葬儀に家族で参列した日のできごとを描いたものです。
小さいころはよく家族で祖父母の家に遊びに行っていたものの、年齢を重ねるにつれて頻度が減ることはあるでしょう。元気なうちにたくさん会わなければと思う反面、日々の忙しさを理由に会う機会を逃してしまい、祖父母が亡くなってから後悔する人も少なくないと思います。作者・kakaziriさんも、そろそろ会いに行こうと思っていた矢先に聞いた、祖父の訃報。後悔の気持ちもあっただろうと思います。
また、このお話ではkakaziriさんの息子・かいくんについても描かれていました。初めて人の死を身近に感じることとなったかいくん。小さい子どもにとって、死を理解するのはなかなか難しいことだと思います。お葬式からしばらくたったある日、かいくんは「じいちゃん、そらにいったよ」と言ったそう。その言葉には、子どもなりの死への理解が込められているのではないでしょうか。
子どもの純粋な感性を通して「大切な人が、目に見えない遠い場所に行ってしまっても、どこかで見守ってくれている」そんなことを思わせてくれる、温かいお話でした。