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生理前にやってくる不快な心身の症状を少しでも改善したいと婦人科を受診したホッターさん。とても緊張して診察を受けましたが、診察は思った以上にすんなり終わります。
そして、ピルを処方され、服用してみるとホッターさんの体にはピルが合っていたようで、生理前の不快な症状は少なくなりました。しかし、この時の処方は保険外のため、次はお金の問題に直面することに…。
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初めての婦人科受診でしたが、医師は男性でとても冷静な人だったようです。
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淡々と進む診察に少し戸惑ってしまうホッターさん。それでも医師からの「ピル服用する?」の声に希望を見出します。
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どんなお薬でもそうですが、ピルもその人の体質に合う・合わないがあるため、まずは1か月分のピルが処方されました。
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最初の病院で処方されたピルはホッターさんの体に合っていたようで良かったですね。生理前の症状も軽くなり、ホッターさんの生活は明るくなったようです。しかし、1年続けてみて新たな悩みが…。
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3か月に1度処方されているピルは、この時、3か月分で1万円ほどかかっているようです。ホッターさんのこの時の収入では、この医療費はとても大きな額になっていました。
腰痛や不快な症状を改善するためなのに、保険がきかないというのはつらいですよね。
🔴【次話を読む】退職・結婚でピル卒業、幸せのはずが妊娠うつに…ピルを止めたら激変した日常
生理にまつわる不調を放置しない!医療機関に相談を
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ホッターさんは、生理前になると心や体にさまざまな不調が現れる「PMS(月経前症候群)」に長年悩まされてきました。特に精神的な落ち込みがひどく、気分の浮き沈みや怒り、不安が抑えられず、仕事や日常生活にも大きな影響が出るほどに。最初に就職した職場も、この生理前の症状によって退職することになってしまいます。
その後、医療機関でピルを処方され徐々に症状は緩和されますが、ピルは保険適用外。金銭的な負担が大きく、結婚を機に一度服用をやめることに。ところが妊娠をきっかけに気持ちの不調は再び悪化し、以前よりも深刻なうつ状態に陥ってしまいます。
友人のすすめで婦人科を受診したところ、心の症状がより強く表れる「PMDD(月経前不快気分障害)」と診断されました。適切な治療とサポートによって、ホッターさんは少しずつ生活の安定を取り戻していきます。
PMSやPMDDに悩む女性は少なくありません。それでも「我慢すれば大丈夫」と自分に言い聞かせてしまう人も多いもの。日常を取り戻すためにも、まずは「ひとりで抱え込まないこと」が大切です。自分の不調をきちんと知り、信頼できる医療機関に相談する勇気が、前を向く第一歩になるのではないでしょうか。
- 公益社団法人日本産科婦人科学会「月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)」(https://www.jsog.or.jp/citizen/5716/,2025年6月5日最終閲覧)
- 恩賜財団 済生会「月経前不快気分障害(PMDD)」(https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/premenstrual_dysphoric_disorder/,2025年6月5日最終閲覧)
- まつおかレディースクリニック「PMS(月経前症候群)/PMDD」(https://www.matsuoka-lcl.com/pms/,2025年6月5日最終閲覧)
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