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結婚・働き方の変更を機にお休みすることにしたピルの服用。その後、すぐに妊娠をしたホッターさんでしたが、妊娠中、ホッターさんは妊娠うつのような状態になります。
心療内科や産婦人科でいろいろと相談しながら妊娠期を過ごしますが、出産を終え、生理が始まるとPMSの症状は少しずつ、でも確実に重くなっていくのでした。
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気持ちがつらい状況のホッターさんですが、妊娠期に心療内科や産婦人科で支えてくれる人がいたのは良かったですよね…。
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ホッターさんが出産されたころは、ちょうどコロナ禍の真っただ中だったようですね。あの時期は普段明るい人でも気持ちが沈む日々でした。ホッターさんは慣れない育児の中、とても大変だったのではないでしょうか。
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産後2か月で生理が戻って来たホッターさん。PMSの不安はありましたが、赤ちゃんを連れて病院に行く勇気は出ませんでした。小さい子を連れて自分の診察に行くのはとても気が重いのは分かる人もいるのでは…?
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産後2年ほどの時間をかけて、ホッターさんのPMSは確実に重くなっていたようです。調子の良いのが月に半分ほどというのはつらいですよね。
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生理に関して不快な症状が来る時期や気持ちが沈む時期の来ることを「波」と表現するのは、共感する人もいるのでは。生理にかかわる気分のアップダウンは自分ではどうしようもない大きな波に飲み込まれる感がありますよね。
産後、子どもが小さい時期はそうでなくとも気分が上がり下がりしやすいもの。ホッターさんの症状に気づいて支えてくれる人がいるといいですよね…。
🔴【次話を読む】「このままでいいの?」焦りで行動し、後悔を繰り返す日々。不安に取り込まれる自分が怖い
生理にまつわる不調を放置しない!医療機関に相談を
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ホッターさんは、生理前になると心や体にさまざまな不調が現れる「PMS(月経前症候群)」に長年悩まされてきました。特に精神的な落ち込みがひどく、気分の浮き沈みや怒り、不安が抑えられず、仕事や日常生活にも大きな影響が出るほどに。最初に就職した職場も、この生理前の症状によって退職することになってしまいます。
その後、医療機関でピルを処方され徐々に症状は緩和されますが、ピルは保険適用外。金銭的な負担が大きく、結婚を機に一度服用をやめることに。ところが妊娠をきっかけに気持ちの不調は再び悪化し、以前よりも深刻なうつ状態に陥ってしまいます。
友人のすすめで婦人科を受診したところ、心の症状がより強く表れる「PMDD(月経前不快気分障害)」と診断されました。適切な治療とサポートによって、ホッターさんは少しずつ生活の安定を取り戻していきます。
PMSやPMDDに悩む女性は少なくありません。それでも「我慢すれば大丈夫」と自分に言い聞かせてしまう人も多いもの。日常を取り戻すためにも、まずは「ひとりで抱え込まないこと」が大切です。自分の不調をきちんと知り、信頼できる医療機関に相談する勇気が、前を向く第一歩になるのではないでしょうか。
- 公益社団法人日本産科婦人科学会「月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)」(https://www.jsog.or.jp/citizen/5716/,2025年6月5日最終閲覧)
- 恩賜財団 済生会「月経前不快気分障害(PMDD)」(https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/premenstrual_dysphoric_disorder/,2025年6月5日最終閲覧)
- まつおかレディースクリニック「PMS(月経前症候群)/PMDD」(https://www.matsuoka-lcl.com/pms/,2025年6月5日最終閲覧)
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