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【1話から読む】なぜ不妊治療の病院に子どもが…!? 患者が感じた深い怒り|みんな私に配慮して
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クリニックを出てキリコさんの目に映ったのは子どもがいる「ファミリー向けの保険」の看板でした。不妊治療専門のクリニック前になぜこの看板?と言葉を失うキリコさん。
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なかなか来てくれない赤ちゃん…。キリコさんもつらい状況ですね。
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子どもが欲しくても出来ない人もいるのに、この世の中はファミリーの話題で溢れていることに対して配慮が足りないと怒るキリコさん。
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当たり前に子ども関連の話題や情報に溢れかえる世の中。キリコさんもそんな世の中に、心をズタズタに傷つけられているようです。不妊治療を頑張っている人にとってはつらい情報なのかもしれませんね。
🔴【次話を読む】『お話があります…』そう切り出して苦情電話をかけた相手は、まさかの場所だった
つらい気持ちに蓋をせず、信頼できる誰かと共有して
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主人公・高畑キリコさんは、なかなか結果が出ない妊活に心をすり減らし、次第に周囲の何気ない光景さえもつらく感じるようになります。おむつのCMや優先席の妊婦さんを見るだけで、気持ちが揺さぶられてしまう。そんなキリコさんは、相手のちょっとした言動や配慮のなさに敏感になり、感情を抱えきれなくなっていきます。やがて赤ちゃんを授かることはできたものの、出産後も気持ちに余裕が持てず、夫婦関係も悪化。離婚という選択に至り、治療を共に頑張ってきた友人たちとも疎遠になってしまいます。
不妊治療はときに期待と失望を繰り返し、心への負担が大きく感じられることがあるでしょう。妊活中に赤ちゃんを見ることがつらいと感じることは自然なことです。また、妊活のつらさは経験者にしかわからないことも多く、気持ちを言葉にするのが難しいことも。ただ、その気持ちを無理に押し込めたり否定したりする必要はありません。まずは自分自身の心の声に耳を傾けましょう。そして、身近なパートナーと本音で気持ちを共有し、互いに声をかけ合うことが、心を軽くする第一歩につながります。
この作品は妊活という繊細なテーマを通して、誰かを思いやることの大切さ、自分自身にやさしくすることの必要性をそっと伝えてくれます。
神谷もち(@mochidosukoi)さんのブログ『もちログ』
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