©ママリ
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慶太:…!これは、違うよ、 あの…
佳奈:何が違うの? なんで由実が悠太を抱っこしてるの!? 私抜きで由実と会ったんだよね、しかも子連れで。
慶太:いや、約束して会ったんじゃない!この間、悠太と公園で遊んでたら偶然…いや、もしかしたら待ち伏せされてたのかもしれないけど、由実が居たんだ…。
佳奈:公園で…?
慶太:そう。多分だけど、俺がSNSに載せてる悠太の写真から公園を特定したんだと思う。毎週末、佳奈が家事してる間連れ出してるって話したこともあって…。
佳奈:やばいよそれ、ストーカーじゃん…
慶太:悠太も由実に懐いちゃって、写真撮りたいって言われて断れなくて。
佳奈:断り切れなかったって…。子どもの写真だよ?もっと真剣に考えてよ。しかも私に報告してくれなかった。私、こんな大事なことを友達に聞かされて知るなんてショックだったよ。
慶太:本当に申し訳ない。 佳奈にまた心配かけたくなくて…。まさか、由実がSNSにあげるつもりだと思わなくて…。俺が甘かった。ごめん!
佳奈:すぐ報告してくれたらいいのに。隠すから信用できなくなるんでしょ?もういい。あなたにも言いたいことは山ほどあるけど…今は、由実が許せない!
慶太の弁明を聞いても、怒りは収まらない。むしろ、由実の計画的な行動と、慶太の脇の甘さに対する怒りが増した。
でも、今一番許せないのは、人の子どもを利用して平然とSNSに投稿する由実の神経だ。母親としての私の気持ちを踏みにじった。絶対に、許さない。私はスマホを強く握りしめ、決意を固めた。今度こそ、直接ケリをつける。 ※1
夫を狙う女のありえない行動
由美は佳奈の悪口を夫・慶太に送ったり、飲みやドライブに誘ったりと、あからさまに狙っている様子でした。
佳奈が問い詰めたところ、夫は平謝りするばかり…。どうやら、積極的に誘うのは佳奈ばかりで、夫はどう対応するべきか困っていたようです。それでも、夫のハッキリ断らない態度に佳奈が傷ついたのは事実です。
そして、今度は別の友人経由で、由美のとんでもない行動を知ることに…。佳奈の息子・悠太を抱っこした写真を、無断でSNSにアップしていたのです。しかも、「早くママになりたい」という、意味深なコメントを添えて…。あまりにも非常識な言動に、佳奈は激怒。帰宅した夫に事実確認をし、ついに、直接対決をします。
「全部知ってる」突きつけられた友人の反応は?
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佳奈:もしもし。
由実:もしもし!佳奈、怒ってるよね?ごめんね~、公園で慶太に偶然会ったのに、報告してなくて~!
佳奈:(語気を強めて)由実。自分が何をしたか、本当にわかってる?
由実:ごめんてば!公園で会ったことは報告しようと思ってたんだよ?でも、色々忙しくて忘れちゃってたの。
佳奈:だとしても「ママになりたい」ってSNSに写真あげるってさ、普通じゃないよね?
由実:悠太くんがすごく懐いてくれたからつい…!ほんと、悪気はなかったんだよ~。
佳奈:悪気がない?ねえ、私全部知ってるんだよ。
由実:全部?
佳奈:今スクショ送るから。全部見て。
私は、スクショしておいた由実と慶太のトーク画面を全部送り付けた。
由実はとても動揺した様子だった。
由実:え…これ…全部見たの?
佳奈:そう。由実さ、人の家庭に土足で踏み込んできて、夫婦関係を壊そうとして、最低だよ。私と仲良いフリするのもなんなの?気に入らないなら連絡してこないで。人の夫を誘惑するのもやめて。
由実:…………そんな、佳奈が気に入らないとかじゃ…ごめん…。
佳奈:口先だけの謝罪はいりません。もう二度と、私たち家族の前に現れないで。慶太にも、私にも、そして何より、私の息子に絶対に近づかないで。
由実:……。
佳奈:もし、この話を無視してストーカーみたいな真似をしたり、SNSで嫌がらせを続けたりしたら、次は弁護士から連絡します。本気だからね。
由実:…………はい。
佳奈:話は以上です。さようなら。 ※2
佳奈の怒りは当然ですね!そして、この電話のやりとりを聞いていた慶太は、ようやく自分のした軽率な言動を深く反省した様子…。「これからは、夫として、父親として家族を守る」と約束してくれたのです。
それから、由美の連絡先はブロックと削除をし、完全に関係を断ち切ります。ですが、ブロックする直前、佳奈のスマホに由美からメッセージが届いていることに気づきます。
とうてい許すことはできない…友人の言動
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この言葉だけで、由実が心から反省しているかどうかはわからない。でも、少しだけほっとした気持ちになった。このメッセージには返信をせず、私も由実をブロックした。大好きだった友達との関係が終わった寂しさと、これから家族の絆を再度作っていかなくてはという思いが同時にあふれた―――。 ※3
いくら謝罪をされても、由美のしたことを許すことはできません。自分が離婚をし、さみしくてツラい思いをしたからといって、他人の家庭を壊してもいい理由にはなりませんよね。
そして、これからは、息子・悠太のためにも、夫・慶太との関係を修復していかなくてはいけません。一度崩れてしまった信頼を取り戻すのは容易ではありませんが、少しずつでも、おだやかな生活を取り戻せるといいですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています