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【1話目から読む】小1の夏休み、毎朝7時に訪れていた場所とは?
母の逆ギレを止め、ひるませた先生の一言に拍手!
主人公のしおりは、幼いころから両親に放置され、保護者の愛情を知らずに育ちました。父親は家族に興味がなく、母親は仕事と不倫にまい進する人です。しおりは保育園のころから、母が不倫をする際にも同席させられ、デートに邪魔だと思われれば車の中やスーパーのフードコートに放置されてきました。
小学生になってからは、夏休みなどの長期休暇には母が思いついた場所に転々と放置された挙げ句、最終的にはわずかなお金を渡されて「これで1日勝手に過ごして」と言われていました。しおりは自分で見つけた安全な場所、地域の図書館に入り浸っていましたが、ある日そこで初老の男性に会い、その男性が運営する塾に通うことになりました。
その男性・パパ先生の運営する塾は、子どもに寄り添うとてもアットホームな塾で、しおりはそこでパパ先生やママ先生から日常的なマナーやルールも丁寧に教えてもらえる時間を過ごせました。一方で父や母の言動が何か変わるようなことはなく、ついに母はしおりに「産まなきゃ良かった」という暴言を吐きます。大きく傷ついたしおりは家を飛び出し、パパ先生の塾へ。
パパ先生とママ先生はしおりの話を聞き、衝撃を受けました。そして、塾の三者面談というていでしおりの母親と面会。パパ先生はしおりの母から子どもや生活に対する「身勝手な言い分」を聞き出したのですが…?
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山野しらす・放置子漫画(@yama_shira)さんのKindle
これまでしおりにとてもつらい応対をしてきたしおりの母。彼女は今回パパ先生が指摘してくれたように、「家庭の外からやっていることの異常性」を冷静に指摘されることがなかったのかもしれません。もし、ここまでにパパ先生のいう「しかるべき機関」や「行政」に話が伝わり、指導が入っていれば、しおりの母のような人は少し言動が改まっていたかもしれませんね…。
とはいえ、なかなか家庭の方針や保護者の子どもへの対応について、外部から指摘をするのは勇気がいるもの。パパ先生のような「塾の先生」であっても、きっと子どもの保護者に「生活や教育方針」を指摘するのはかなりのプレッシャーだったでしょう。そうにも関わらず、子どものためという一心でこのように動ける大人が周囲にいたことは、しおりのような子には本当に救いだったでしょうね。
今回のお話のように、子どもは一個人として、何か理不尽な目に遭っている時、周囲の大人が適切に介入できる社会を作れれば、子どもたちがもっと生きやすくなるように思えます。










