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ハルミは高見さんや小山さんと親しくなるにつれて、次第に強い対抗心を持つようになりました。その結果、見栄を張りたい気持ちから、夫のコタロウに内緒でブランドバッグを買ってしまいました。
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高見さんと小山さんとのランチ会が終わった夜のことでした。
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ハルミは、大手企業に勤める夫を持つ自分がブランドバッグを持っていないのはおかしいと感じています。
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ハルミは自分たちと同じくらいの生活レベルだと思っている小山さんに対して、強い嫉妬心を抱いています。
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本当は夫から節約するように言われていましたが、ハルミは内緒でブランドバッグを買ってしまいました。
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ハルミは、高見さんや小山さんたちママ友との交流が深まるにつれて、自分がほかの人たちより劣っているのではないかと感じるようになりました。本来なら家計のために節約しなければいけませんが、彼女は夫に内緒でブランドバッグを買ってしまいます。
🔴【続きを読む】「買っちゃった…」ブランドバッグで感じる妻の罪悪感|新興住宅地で見栄を張りすぎた話
手放して気づいた本当に大切なもの
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この漫画の主人公・三重崎ハルミは、大手企業に勤めるエリートサラリーマンの夫と、元気な息子と暮らす専業主婦。三重崎一家は、静かで整った新興住宅街に、念願のマイホームを手に入れました。穏やかな日々が続くかと思いきや、たった数年で家を手放すことになるのです。
引っ越し先で出会ったママ友たちは、ハイブランドの服や持ち物に身を包み、気さくで親切な人ばかり。けれどハルミは、どこか居心地の悪さを感じ始めます。自分とは違う「豊かな暮らしぶり」に引け目を感じ、次第に劣等感を抱くようになっていったのです。
やがてハルミは、「負けたくない」という気持ちから、ブランド品のバッグや食器を次々と購入。ママ友より少し高い物を選ぶことで、安心感や優越感を得ていました。さらに、子どもの習い事や小学校受験までも、周囲の流れに合わせて見栄で決めてしまいます。気づけば、今月の支払いを翌月の給料でまかなうようになり、200万円あった貯金も30万円まで減ってしまっていました。
そんな折、夫の会社に残業規制がかかり、手取り収入がダウン。毎月の固定費がまかないきれず、ついにはマイホームを手放す決断を下すことになります。
お金の問題だけでなく、どこかで「自分を見失っていたこと」がいちばんの原因だったのかもしれません。他人と比べすぎず、自分たちのペースで暮らす大切さを思い出させてくれる作品です。
音坂ミミコ@音坂マンガ部屋(@otosakamimiko)さんのインスタグラム
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