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息子のため?それとも私の見栄?習い事を始めさせた理由|新興住宅地で見栄を張りすぎた話

この漫画は、著者・音坂ミミコ(@otosakamimiko)さんの友人・三重崎一家が念願だったマイホームを手に入れるも、妻・ハルミが見栄のために散財してしまい、わずか数年でマイホームを手放すまでを描いています。『新興住宅地で見栄を張りすぎた話』第33話をごらんください。

©otosakamimiko

【1話から読む】新興住宅地で見栄を張りすぎた話

ハルミは、高見さんや三村さんが子どもたちに多くの習い事をさせていることに、焦りを感じました。そこで、ハルミも息子のコウキに習い事をさせようと考え、情報を集め始めました。

©otosakamimiko

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以前、小山さんと習い事について話したとき、ハルミは「そこまで真剣に考えなくても大丈夫だろう」と思っていました。しかし、高見さんや三村さんが自分の子どもにたくさんの習い事をさせていると知り、だんだんと不安になり、焦りを感じ始めます。

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ハルミは、自分たちが住んでいる新興住宅地で周りから浮かないようにするため、息子のコウキに習い事をさせることを決めました。

しかし、親の都合だけで子どもの習い事を選んでもよいのでしょうか。

🔴【続きを読む】夫の残業に喜ぶ妻「残業代が入るから」|新興住宅地で見栄を張りすぎた話

【全話まとめて読む】
新興住宅地で見栄を張りすぎた話

手放して気づいた本当に大切なもの

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この漫画の主人公・三重崎ハルミは、大手企業に勤めるエリートサラリーマンの夫と、元気な息子と暮らす専業主婦。三重崎一家は、静かで整った新興住宅街に、念願のマイホームを手に入れました。穏やかな日々が続くかと思いきや、たった数年で家を手放すことになるのです。

引っ越し先で出会ったママ友たちは、ハイブランドの服や持ち物に身を包み、気さくで親切な人ばかり。けれどハルミは、どこか居心地の悪さを感じ始めます。自分とは違う「豊かな暮らしぶり」に引け目を感じ、次第に劣等感を抱くようになっていったのです。

やがてハルミは、「負けたくない」という気持ちから、ブランド品のバッグや食器を次々と購入。ママ友より少し高い物を選ぶことで、安心感や優越感を得ていました。さらに、子どもの習い事や小学校受験までも、周囲の流れに合わせて見栄で決めてしまいます。気づけば、今月の支払いを翌月の給料でまかなうようになり、200万円あった貯金も30万円まで減ってしまっていました。

そんな折、夫の会社に残業規制がかかり、手取り収入がダウン。毎月の固定費がまかないきれず、ついにはマイホームを手放す決断を下すことになります。

お金の問題だけでなく、どこかで「自分を見失っていたこと」がいちばんの原因だったのかもしれません。他人と比べすぎず、自分たちのペースで暮らす大切さを思い出させてくれる作品です。

音坂ミミコ@音坂マンガ部屋(@otosakamimiko)さんのインスタグラム

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