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このままでは一言もしゃべらないまま、内見が終わってしまう。焦ったおおえもんさんは、自宅の魅力を直接訴えかけますが、実はこのご夫婦は外国の方で、特に奥さまは分からない日本語が多いのだそう。おおえもんさんに質問がなかったのは、買う気がなかったという訳ではなく、日本語が分からなかったからでした。
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会話も質問もなく、内見が終了してしまいそうです。「このままでは家を買ってもらえないのでは」と考えたおおえもんさんは…。
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おおえもんさんは、玄関先で自宅の良さをアピールします。ところが、ご夫婦は外国の方で、日本語がよく分からなかったようです。
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違和感の正体に気が付き、放心状態のおおえもんさん。日本語が分からない相手に必死で話しかけてしまったと、落ち込んでしまいます。こうして、三度目の内見が終了しました。
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自宅売却成功のカギは、柔軟さと、芯の強さのバランス
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著者・おおえもんさんは、夫の転職をきっかけに移住を決意し、2年間住んだ東京の一軒家を、売却することにしました。家を売るには、不動産会社の選定、売値の設定、内見希望者への対応など、やるべきことが山積みです。おおえもんさん夫婦は、幼い子どもたちと過ごす日常生活と並行しての作業に、時にはストレスを感じる場面もありました。
忙しい中でも、自宅の売却を成功させるためには、柔軟な対応が不可欠です。漫画の中でおおえもんさん夫婦は、成約日数と成約率を参考に売値を調整する、不安なことは不動産会社の担当者に相談し、意見を取り入れるなど、臨機応変に売却を進めていきます。
一方で同じくらい重要なのが、「ここだけは譲れない」という、明確なラインを持つこと。おおえもんさんは、大幅な値引き交渉を受けた際、「応じなければ、買ってもらえなくなるのでは?」と迷います。それでも、「これ以上は無理です」と、自分たちの基準を守った結果、無事に買値よりも330万円高い値段で、家を買ってもらうことができました。
柔軟な対応力と、ブレない芯の強さ。一見正反対に見えるふたつの両立が、自宅売却を成功に導くことを教えてくれるお話でした。
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