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🔴【第1話から読む】授かり婚で迎えた義両親との初対面…義母の「うちの子は純朴だから」その言葉が地獄の始まり
臨月を迎え収入が途絶える中、義母の嫌がらせと夫の無関心に苦しむヒカリ。そんな矢先、257万円の借金が発覚してしまいます。
もうすぐ赤ちゃんが生まれるのに…誰も頼れない現実
パートも臨月までしか働けなかった私。もうすぐ赤ちゃんが生まれるのに、収入が途絶え、これからどうしていこうか、と途方もない悩みを抱えていました。ケイゴは相変わらず生活費を一切渡してくれません。
少しの貯金はあったものの、それは子どものためにと必死で貯めてきたお金でした。
生活費ゼロの裏に隠されていた257万円の借金
そんなある日、実の弟と母が、私の様子を心配して訪ねてきてくれました。私の顔を見るなり、二人は目を見開いて「大丈夫なの?」と心配してくれました。これまでの苦しい状況を、私は正直に打ち明けました。義母からの嫌がらせ、ケイゴが生活費をくれないこと、そしてこれから無収入になること。
「ヒカリ、貯金はあるの?でも、それは子どもの為に貯めときなさい」
母はそう言って、私に仕送りを始めると言ってくれました。弟も、「姉ちゃん、無理するなよ」と、協力してくれることに。二人の温かい支援のおかげで、何とか生活は持っていました。家族の温かさに触れ、本当に救われる思いでした。
そうこうしているうちに、ある日、思いもよらないものを目にしてしまいました。ケイゴ宛の督促状がリビングの床に落ちていたんです。きっと、彼がうっかり落としていったのでしょう。拾い上げて、何気なく目に飛び込んできた数字に、私の目は釘付けになりました。
257万の借入…。
「え…?え??はぁ?え?」
声にならない叫びが、喉の奥で詰まりました。257万円?何これ?信じられない。私達の生活費を一切渡さないどころか、借金までしていたなんて。私は、すぐにケイゴを問い詰めました。
「これ、どういうことなの!?この借金は!?」
ケイゴは、最初は何のことか分からないという顔をしていましたが、明細書を突きつけると、観念したように俯きました。
「……金が足りないから、借りた」
呆れてものも言えませんでした。これから生まれてくる子どものためにも、この借金は返さなければならない。しかし、貯金はこれから先の育児のためのお金です。
でも、もうどうしようもありませんでした。もう仕方ない……。私は、苦渋の決断をしました。子どものための貯金を削って、ケイゴの借金を私が返済することに。257万円という大金が、あっという間に消えていきました。
その代わり、ケイゴとは約束をしました。
「このお金は、子どもの為の大切な貯金だった。だから、必ず働いて、私に返済して」
ケイゴは頷きましたが、もともと生活費もくれなかった夫の約束なんて、まったく信用できません。
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あとがき:257万円の借金と、子どものための貯金
臨月を迎え、収入が途絶え、生活への不安が募る中、実の弟と母からの仕送りに救われるヒカリ。しかし、その安堵も束の間、夫ケイゴの多額の借金が発覚します。これから子どもを持つというタイミングでの発覚、そして子どものための貯金を削って借金を返済するという苦渋の決断は、とてもつらかったことでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










