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さちこがたかこからのLINEに激怒。その内容は、さちこが得意とする「ごめん」をつけた批判を、そっくりそのままさちこの娘に向けて放つという、まさに因果応報だった。まりえは呆れつつも、さちこの反応に興味を抱く。
デリカシー0の友人が感じた怒り
「ねえ、聞いてくれる?」
昨日、さちこからLINEがきた。
また、たつきの顔や私のバッグについて言ってくるのかと思いきや、内容は全く違っていた。
「ありえないんだけど! たかこからこんなLINE来たんだけど!」
そう言って送られてきたのは、たかことのDMのスクリーンショット。
私は画面を見て、思わず吹き出してしまった。だってそこには、さちこがお得意の「ごめんごめん」をつけて人に投げてきたような言葉が、そっくりそのまま返されていたのだから。
ブーメランすぎる友人の攻撃
「例えば『さちこちゃんの娘って一重なんだね! 二重になったらいいねぇ!』って言われたらどう思う? 嫌な気持ちにならない?あ、でもいろんな価値観の人いるし、気にならない人もいるよね! そういうこと言われて『ごめんごめん』って言われたら気にならない人もいるのかも。なんかごめんー!」
「っていうか、さちこちゃんってよく『ごめんごめん』って言うけど、謝るくらいなら言わなきゃいいのにって思ってた。たぶんそう思ってるの、私だけじゃないと思うよ。あ、でもそれも個性か! ごめんごめん! 忘れて!」
私は思わず吹き出した。
「え、なにこれ…」
横にいたゆうすけもスマホを覗き込んで、笑いをこらえきれない様子だった。
「これ、さちこがいつも言ってたこと、そっくりそのまま言い返されてるじゃん…。たかこさん、やるなぁ」
「しかも『ごめんー!』までちゃんとセットで…」
デリカシー0の友人は何を思う?
さちこは、さぞ腹が立っているだろう。まさか得意技である「ごめん」を使った批判が、自分に向けられるなんて。
「どう思う? ありえないよね?」
追い打ちをかけるように、さちこからLINEが飛んできた。私はどう返せばいいか分からず、とりあえず既読スルー。
「ごめんって言えば許される」
そうやって人を傷つけてきたさちこが、自分が同じことをされてどう感じるのか。私は、それが知りたかった。
あとがき:ざまあみろ、と言いたい?
これまで散々、無神経な言葉を「ごめん」で帳消しにしてきたさちこ。そんな彼女が、まさか自分や娘に同じ言葉を浴びせられるとは、まさに因果応報ですね。
たかこの痛烈なカウンターパンチに、「よく言った!」とスカッとした方も多いのではないでしょうか。自分が言われて初めて気づく、言葉の重み。果たして、さちこはここで反省できるのでしょうか。次回、ついに物語は結末を迎えます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










